シンネコゼ

1、新たな猫背のパターンを発見

2013529日に「きゃっとばっく」神楽坂店をOPENして、もうすぐ丸4年となります。

 この
4年間で述べ2,000人を超える猫背のお客様がお越しくださいましたが、その中で「一般的にイメージされる猫背」と「実際に起こっている猫背」に関する違いが新たに分かってきました。

 
222日の「猫背改善の日」を記念し、「シンネコゼ」について、こちらにまとめていきたいと思います。

 

結論から先に申し上げますと、『「猫背」の方の多くは背骨が丸まっているのではなく、フラットだ!!ということです。そして、そのための改善方法として、『「猫背」を改善したければ背筋はするな!!ということなんです。

 

 これだけでは分かりにくいかと思いますので、1つ1つご説明させて頂きたいと思います。

2、今までの猫背のイメージと実際に多く見られるシンネコゼ

「猫背」というと、どの様なイメージをお持ちでしょうか?

 おそらく、背中は丸くなり、頭は前に出て……というイメージが強く、その改善方法としては、小学校の頃に体育で習った様な「背筋運動」。言い換えれば、丸まっている背中を反らそうと、背中を反らす運動を行うことが多いのではないでしょうか?


 

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 実際、「猫背」というキーワードで検索を掛けると、「猫背」や「猫背の改善法」に関するページが表示をされますが、そのページを見てみると、猫背改善の為のストレッチやエクササイズのほとんどが、「背中を反らす」ことに主眼をおいています。

 

 しかしこの改善法では、多くの場合、本当の意味での猫背は改善しません!!もちろん、一人一人の原因は異なりますので、その方法が合う方もいらっしゃいますが少数です。

 

 では、「シンネコゼ」とはどの様な状態なのか?その為の改善方法としては、どの様なものが最適なのでしょうか。

3、シンネコゼは胸の背骨が反っている?

 それでは初めに「猫背」の重要なキーワードとなる「背骨」から見ていきましょう。

 昨今の健康ブームから、多くの方がご存知な様に「背骨」というのは、「頚椎(頸)」「胸椎(胸)」「腰椎(腰)」「仙骨、尾骨(骨盤部)」に分かれています。そして、頚椎が
7個、胸椎が12個、腰椎が5個、仙骨、尾骨が各1個と、いくつかのパーツが組み合わさって出来ています。


 

 
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7個の頚椎



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12個の胸椎

 



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5個の腰椎



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仙骨・尾骨


また、本来「背骨」というのは、頚椎が前に弯曲し、胸椎が後ろに弯曲、バランスをとるかの様に腰椎は前に弯曲。全体としてはアルファベットの「
Sの字」を描く様になっており、これを「生理的弯曲」と言います。



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 「猫背」というのは、この「生理的弯曲」が失われ、胸椎の後ろへの弯曲が強くなり、頭は前に出てと考えられていました。もちろん実際にそういう方もいらっしゃいます。

 しかし、多くの方の「猫背」を見ていくと、
12個ある胸椎のうちの大半は、逆に後ろへの弯曲を失い、反っている状態なのです!!


 

 「えっ?でも私の背中は丸いじゃん!」と感じた方が多いと思います。

たしかに丸まってはいるのですが、この頚椎と胸椎のつなぎ目の部分だけが過剰に丸まり、それ以外の胸椎はフラットになっているんですね。

4、猫背に背筋運動は効果が薄い!?

 そして、この胸椎と頚椎のつなぎ目の丸まっている部分は、丸まったままロックをされているので、反るエクササイズを行おうとすると、この様に反らせたい部分は反ることが出来ずに、腰椎と胸椎の境目で反ろうとしてしまいます。

 

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 そうすると、①くるぶし、②膝の横、③骨盤、④肩、⑤頭が真っ直ぐに揃った状態になり、一見「キレイな姿勢」に改善したかの様に見えるのですが、根本的な改善に至ってはいない為、また直ぐに戻ってしまうということと、胸椎と腰椎の移行部で反る癖が身に付いてしまい、かえって「腰痛」の原因になることも考えられます。

5、シンネコゼによる呼吸と自律神経の乱れ

更に専門的に見てみると、この様な姿勢の状態というのは、胸椎が反り、それに伴い肋骨も息を吸ったポジションで固定をされている為、息を吐ききることが出来ずに、呼吸が乱れるということと、呼吸が乱れることにより自律神経のバランスが崩れることが考えられます。
 

 
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 その上、肩こりなどに代表される様に、現代人はパソコンやスマホなど、そのライフスタイルにより、肩周りの障害を起こしやすいことが考えられますが、「肩甲骨」というのは「肋骨」の上を滑る様に動いています。そして、その肋骨は胸椎から出ている為、「シンネコゼ」になり、胸椎が反ったポジションで固定→肋骨が息を吸ったポジションで固定→肩甲骨が上手く動かない→肩こりや肩の痛みなどを引き起こすことなどが考えられます。

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6、シンネコゼと体幹トレーニング&コアの安定性

更に専門的なお話を付け加えると、ここ数年話題の「体幹トレーニング」。体幹の安定性を高めるということで、トップアスリートのパフォーマンスアップから、腰痛の改善に至るまで注目を浴びていますが、「体幹の安定性」を高めるためには、横隔膜や腹横筋、骨盤底筋群や多裂筋などの深層の筋肉の働きが重要になります。そして、その働きを高めるためには、横隔膜のドームを確保することや、横隔膜と骨盤底筋が平行になることがキーワードとして上げられます。



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 しかし、「シンネコゼ」になると、この様に横隔膜のドームは失われ、骨盤底筋と横隔膜も平行を失います。そうすると体幹の安定性は失われやすく、「腰痛」を引き起こしやすいことや、そのままの姿勢で体幹トレーニングを行っていても、体幹の安定性の向上やパフォーマンスアップには繋がりにくいと考えられます。

7、シンネコゼの改善方法

 それでは、どの様に改善をしていけばよいか?ということを考えていくと、①まず初めにしっかりと胸椎を丸め、肋骨が息を吐いたポジションもとれる様にすること。

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 ②その次に、その理想的なポジションでコアや過剰に反りやすくなっている胸椎移行部が、安定出来る様にすること。

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 ③それが行えた上で、頚椎と胸椎の移行部の過剰な丸みを改善していくこと。というのが基本的な考え方になります。


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 ①や②をとばして、いきなり③から行おうとしても、過剰に丸まっている頚椎と胸椎の移行部は丸まったまま、胸椎と腰椎の移行部で反る形になってしまいますので、先ずはしっかりと本来の胸椎を丸める能力を身に着けていきましょう。


 
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