猫背とストレートネック㉚ ~膝とハムストリングス~

投稿日時:2017/07/22(土) 15:19

前回は膝の「過伸展(かしんてん)」という伸びすぎてしまう構造についてでしたが、

逆に膝が曲がりすぎてしまっている方もいます。

 

そのような方は、立った時に膝がまっすぐな状態が望ましいのですが、まっすぐと立とうとしても立てないのが特徴になります。

 

これは膝の構造的な問題の場合もありますが、

ももの裏の筋肉が固くなっていることが1つ原因として考えられます。

 

ももの裏の筋肉をハムストリングスと呼びますが、この筋肉は

骨盤とすねの骨をつなぐとても大きな筋肉となります。

 

また股関節と膝関節の2つの関節をまたぐ関節になりますので、

複雑に筋肉に力が加わるため、怪我の受傷が多い場所でもあります。

 

このハムストリングスという筋肉が硬くなると、骨盤が「後傾」になりやすく、

膝が曲がりやすくなってしまいます。

 

これはハムストリングスの作用で考えても膝は曲がるように働くのですが、

実際に体感してみるともっと分かりやすいかと思います。

 

立った状態で骨盤を後ろの方向へ傾けます。

 

すると身体の重心は後ろに引っ張られるため、身体を前側に傾けるか、

膝を曲げ前に突き出すかし、バランスを保とうとするのです。

 

このように身体は転倒することを回避するために様々戦略を用いて

安全に立たせてくれるのですが、姿勢で考えますと見栄えが悪くなってしまいますね!

 

また構造的な問題であれば変形性膝関節症などが上げられます。

 

先程もお伝えしましたように、身体は安定感を求めて様々な戦略を用います。

 

膝関節の安定感が悪い状態(関節面の相互関係)が長く続くと、

骨の安定性が悪いから、骨の面積を増やして安定性を出そうと骨が作られていくのです。

 

これを「骨曲(こつきょく)」と言います。

 

このように骨棘が増えてしまうと、通常の関節構造は破綻してしまうため、

そもそもスムーズな関節運動が行えず、骨が衝突してしまうため膝が完全に伸びなくなってしまうのです。

 

猫背でお悩みの方は、首や背中周りの問題を解決すると共に、

膝の問題にも注目することが必要になります!