猫背と四十肩って関係あるの?

投稿日時:2017/10/18(水) 15:30

そう思われる方もいらっしゃると思いますが、関係有りです!

「猫背と肩こりの関係性」のところでもお話が出ていますが、元をたどれば“姿勢”と“肩の動き”というのが密接に関係しています。


肩の動きというのは実に複雑に、且つ、精密に出来ていています。

腕を挙げる時、動いて見えるのは腕の骨だけですが、色んな骨の協力の上に成り立っています。

肩甲骨、背骨、鎖骨がその動きに直接的にかかわっています。

関わる“関節”の数でいうともっと増えてきます。

ヒトの身体は良く出来ているなと思う反面、どこかの動きが悪くなった時にでも、ある程度は動きが行えてしまうもので、厄介です。

これを“代償動作”なんていったりしますが、他の部分が犠牲になって動きを頑張ってくれます。

どこかの動きが悪くなった状態で、繰り返し腕を挙げる動作(洗濯物を干したり、髪を乾かしたり、洋服を着たり…)を続けると、いずれ頑張っている部分は疲れてきます。そして、それは「痛み」として襲ってきます。これが一般的に言う“四十肩”です。


また、五十肩も症状は同じで、俗称が違うだけです。

その為、四十肩でも五十肩でも原因も治し方も同じものと思って頂いて問題ありません。


では実際、背中が丸まることでどのような流れで肩が痛むことになるのでしょうか。

この記事では、猫背と四十肩の関係性を探っていきます。




 

目次

 

  1. 胸の背骨の丸まりが四十肩の痛みの原因に!?
  2. 肩の痛みの原因は、1:2が崩れるから
  3. 骨の位置がずれると、正しく動かない!?
  4. 重力を使って、腕の動きを改善!
  5. 肩甲骨が肩の痛みに関わっている
  6. 肩甲骨の正しい位置
  7. 指と胸の筋肉は繋がっている
  8. ペンギンストレッチ
  9. まとめ
     





胸の背骨の丸まりが四十肩の痛みの原因に!?


まず最初に実験をしてみましょう。

その状態で腕を万歳してみてください。

この時に「腕の上がりやすさ」と、「鏡を見てどこまで腕が上がるか」をチェックしておくことをおススメします。


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次に、わざと背中を丸めて万歳をしてみてください。


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いかがでしょう?


上がりにくい感覚があると思いますし、鏡を見てもあまり上がっていないのでははいでしょうか?

これは、胸の背骨(胸椎)が肩の動きに関わっているという事実を示しています。

胸椎の動きがなければ肩を充分に動かすことはできません。


例えば、髪を洗うときなどには頭側を下げて洗うかもしれませんし、洗濯物を干すときには、代わりに、腰の背骨(腰椎)を反る必要があるかもしれません。

しかし、これは大抵自分自身では気づきません。

そして、このような代償動作をしているとしても、肩に負担がかかっていることは事実なのです。

やがて、肩に痛みが出て初めてそれに気づきます。

肩の痛みと背中の丸まりの繋がりがお分かりいただけましたでしょうか?


「肩が痛くて挙がらない」という方、肩が下がっていたりしませんか?

もしくは片方の肩が、他方より下がっていませんか?

実は、肩が下がっていると腕が上がりにくくなり、痛みを伴いやすいのです。

これが、四十肩の原因のひとつとなっています。




 

肩の痛みの原因は、1:2が崩れるから


前述したように、肩の動き(バンザイ)という動きは、肩だけが動いているのではないのです。

様々な骨が共同して肩の動きを作り出しています。

中でも、肩甲骨と上腕骨(二の腕の骨)の2つのコンビネーションはとても重要です。

手を天井に真っ直ぐ伸ばすとき、肩は180度動いていることになります。

この時、肩甲骨は60度、上腕骨は120度動くとされています。1:2の関係性です。

この動きが行われて初めて、快適に肩は挙がります。

しかし、運動不足により筋力が低下していたり、筋肉のバランスが悪くなっていると、肩の位置が下がることがあります。

また、猫背姿勢からくることも非常に多いのです。


このような場合、なで肩のような見た目になっていることが多くあります。

この状態では、肩甲骨の動きが60度より少なくなっていることが多く、上腕骨の動きを多めに出さないといけません。

そうすると、1:2の関係性が崩れ、肩の痛みへとつながります。

このため、肩の痛みの解決には、まず姿勢を整え、肩甲骨の位置を整え、1:2の動きをもう一度、取り戻すことが大切になります。




 

骨の位置がずれると、正しく動かない!?


四十肩や五十肩のような肩が痛む方の特徴として、肩が前に出ているケースが良くあります。

肩が出るとどうして、痛みが出易いのでしょうか?

肩が前に行っている状態をよく観察してみると、上腕骨(二の腕の骨)が前に移動していることがあります。


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関節というのは2つの骨から成り立ちますが、今お伝えしているのは、上腕骨と肩甲骨から成る関節で“肩甲上腕関節(けんこうじょうわんかんせつ)”と言います。

先程の1:2の関節も肩甲上腕関節です。

この関節は、肩甲骨がお皿のように受け皿となっており、上腕骨は球体をしています。


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この球体がお皿の上を転がったり滑ったりすることで、肩の正常な動きとなります。

上腕骨の位置が前にずれてしまいますと、受け皿の上で正しい動きが起こらず、関節の周りに小さなストレスが発生します。

これが積もりに積もって、やがて痛みを発生することになります。

肩の位置を受け皿の中心に戻すことも、四十肩や五十肩などの痛みの改善に繋がります。




 

重力を使って、腕の動きを改善!


四十肩で痛みがあるときに、腕を挙げようとしても痛みでなかなか難しいですよね。

かといって、頭を洗うのにも、コートを着るにも一苦労…。

そんな痛みがとても強く肩が全然挙がらない方に、おススメのエクササイズをご紹介します。

腕をぶらんとしたままで、前屈をします。


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すると、バンザイをしているのと近い状態になります。

この時、肩の痛みはほとんど感じないはずです。

なぜなら、筋肉を使わず、重力を利用して腕を挙げる状態を作り出しているからなんです。


この動きは、腕の骨の自然な動きも促してくれますので、痛みが強くてなかなか挙げられないというときのエクササイズにはおススメです。

まずは簡単な動きからでも良いので、動かせる範囲で動かしてみるのも良いかもしれません!




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肩甲骨が肩の痛みに関わっている


ここまで、いくつかの四十肩が起こる身体の状態をみてきました。
 
ここでは、肩甲骨によりスポットを当ててみていきましょう。
 
背中が丸まっている(猫背)と、腕が挙げにくくなるという事はお伝えしてきました。
 
背中が丸まっている状態というのは、肩甲骨が離れている状態になりやすくなります。
 
肩甲骨の位置が正しい位置からずれると、腕の動きは正しく行われなくなります。




 

肩甲骨の正しい位置


肩甲骨の背骨からの正しい距離は、5~7.5cmと言われています。(肩甲骨の内側から背骨までの距離)


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人により体格差などがありますが、一般的にはこの範囲に収まると言われています。

この肩甲骨の外にずれる原因としては、背中の丸まり、つまり「猫背」が挙げられますので、特に、デスクワーカーなどの身体の前で作業をする方は、この状態に陥りやすくなります。

肩甲骨を正しい位置に戻すようなエクササイズを行う事は、四十肩などの痛みの改善に繋がります。

肩の痛みがあり、背中の丸まりが気になる方、ご家族やご友人にお願いして、一度、肩甲骨の距離を測ってみてください!

もしかすると、位置がずれていることが肩の痛みの原因の可能性もあるかもしれません!

肩の位置がずれると、肩が挙げずらくなり、そのうち痛みを伴いやすくなります。
 
では、その肩の位置をずらす筋肉にはどういったものがあるのでしょうか?


まずは、デスクワーカーの皆様はじめ、ヒトは指先をとにかくよく使います。

パソコン、スマホ、はさみを使うとき、またシャンプーをするときにも使います。

挙げればきりがないほどに、ヒトという生き物に備わった特殊な能力であるがゆえ、酷使します。

そして、そういった動きを振り返ってみると、大抵は指を曲げる方向に使っていることに気づきます。

指を反らして使うことは基本的にあまりありませんよね。

一方向に使う事が多ければ、一方の筋肉は短くなり、他方の筋肉は長く引き伸ばされます。
そうして、筋肉のバランスは崩れていきます。




 

指と胸の筋肉は繋がっている


では、この指と肩の痛みとは何が関係しているのでしょう?

実は、指先を曲げる筋肉は、腕を通り、胸の筋肉までずっと繋がっています。

したがって、指先の緊張は胸の筋肉の緊張にも影響しているのです。

胸の筋肉は、腕の骨(上腕骨)を前方に引く強い力を持っていますので、肩の位置がずれやすくなります。

このことが、肩の痛みを生む可能性があると考えられますので、指や腕のストレッチが出来ると、肩の痛みの改善に一役買います。


普段からスマートフォンやパソコンを長く使う私たちの生活は、指を酷使しています。

指先の筋肉が胸や背中、肩の筋肉に繋がり、影響を及ぼしています。

筋肉は互いに影響しあって、上手くバランスをとっていますので、バランスが崩れると痛みとして身体に出現します。

指の筋肉から腕の筋肉までを効果的に伸ばす方法をお伝えします。



 

ペンギンストレッチ


方法はとても簡単です。

いつでもどこでも行えますので、デスクワークの方は特に意識的に取り入れてみることをおススメします。




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方法

①腕を体に横に垂らします

②ペンギンのように指先を真横に向けます

③そのままの状態で、腕を横に挙げていきます

④気持ちよく伸びたところで止めます

⑤30秒キープします


☆2つのポイント☆

②のときに、指を大きく開くこと

③のときに、自動ドアを押しとめるように腕を伸ばすこと

ビビビビッと腕が伸びる感覚が得られると思います。

気持ちの良い範囲で1日に何回か繰り返しましょう♪




 

まとめ


四十肩などの方の痛みを引き起こすいくつかの原因をお伝えしました。

肩の痛みは日常生活の質の低下に直結します。

体を総合的に見て、様々な角度からアプローチをしていくことが大切といえます。



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