そのストレートネック、骨盤が問題では?

投稿日時:2017/11/29(水) 22:14

 
  

ストレートネックの原因は多岐に渡ります。

骨盤は身体の重心として存在するため、骨盤の「ズレ」は姿勢に大きく影響を及ぼします。

直接的にストレートネックを作るわけではないですが、将来的に猫背やストレートネックにならないために、

骨盤の歪みの改善方法を学んでいきましょう!


 

目次



骨盤とは

骨盤の動きとは

寛骨(かんこつ)の動きとは

なぜ骨盤は歪むのか?

骨盤と腹筋の関係性

理想的な骨盤と胸郭の関係性

改善エクササイズ

まとめ


 

骨盤とは


骨盤というと1つの塊のような骨だと考えられている方が多いかと思うのですが、

実は3つの骨で構成されています。

真ん中に「仙骨(せんこつ)」という骨があり、その仙骨を挟むような形で左右の「寛骨(かんこつ)」があります。

寛骨というとあまり聞きなれない名前かと思いますが、

恥骨や坐骨といった骨はご存知でしょうか?


子供の頃は恥骨、坐骨、腸骨といった骨が単独で存在しているのですが、

成人になるとそれら3つの骨がくっついて1つの骨になります。

くっついた骨を寛骨(かんこつ)と呼びます。


「骨盤が歪んでいる」という言葉を耳にするのは、

これは骨の変形が起こり歪んでいる場合と、左右の寛骨がズレているために

歪んでいる2つのパターンがあります。


先天的な骨の問題や、交通事故のような大きな衝撃を受けたことがない場合は、

おそらく後者の問題となります。


骨盤が歪んでいると言われたことがある方は、骨盤の動きを理解しチェックしてみましょう!



 

骨盤の動きとは


骨盤には大きく分けて2つの動き方があります。

「前傾(ぜんけい)」と「後傾(こうけい)」です。

骨盤が前に傾いた状態を前傾といい、後ろに傾いた状態を後傾といいます。

 
<骨盤の前傾>



<骨盤の後傾>



どちらの動きが良いとかではないのですが、

どちらか一方の動かし方しかできないのは身体にとって問題になります!


そして、猫背やストレートネックの方は「前傾」か「後傾」で固まってしまい、

動きが悪くなっている方がとても多いのです。



 

寛骨(かんこつ)の動きとは


骨盤の「前傾」と「後傾」という動かし方についてはご理解できたかと思います。

続いては「寛骨」の動きについてです。

寛骨も骨盤と同じように「前傾」と「後傾」を行いますが、

大事なのは、この時必ずしも左右の寛骨が同じように動いてくれるわけではないということです!


例えば、左の寛骨は「前傾」だけど、右の寛骨は「後傾」している。

と言った具合です。


すると、骨盤の形状は左の寛骨が頷くように動き、右の寛骨が起き上がるように動く為、

左右の骨盤の高さが変わります。

また、骨盤全体が右回りに回転していきます。


<左寛骨前傾、右寛骨後傾>

※骨盤の向きが右に向くようにずれていきます。


これがいわゆる骨盤の歪みとなるのです。

では、なぜこのような骨盤の歪みが生まれるのでしょうか?


それは、人間の元々の構造に深く関係していることが原因になります。



 

なぜ骨盤は歪むのか?



人間はもともと非対称性な構造をしています。


腕や足、目や眉毛など対象的な部分もありますが、

内臓器レベルで見るとほとんどの臓器が1つになります。

 

 


上記でご紹介した骨盤の歪みは、

殆どの方に見られる症状となり、原因として「横隔膜(おうかくまく)」という

呼吸をするための筋肉に問題があるとされています。


心臓や肝臓などの臓器は横隔膜と接地するように位置しております。


心臓は横隔膜を上から押すような形でやや左にあり、肝臓は横隔膜を支えるような形で右側下にあります。




そのため、左右の横隔膜の働きには違いが生じ、筋肉の繋がりなどを介して、

骨盤を歪めてしまいます。


つまり呼吸を行うことで自然と歪みを作る構造と言っても過言ではないのです。



 

骨盤と腹筋の関係性


それでは、骨盤が歪むデメリットについてご説明していきます。

骨盤は身体の要とも言える重要な骨になります。


骨盤が歪むことで身体を支える筋肉にも影響を与えるため、

上半身をきれいに保つことが出来なくなるのです。


積み木をイメージしてみて下さい。


きれいにまっすぐ高く積み上げられた積み木の真ん中を、

少しだけ前にずらしたらどうでしょう?

ズラした積み木の上の部分は、ズラした分だけ後ろに引かなくてはバランスを崩してしまいます。


人間の姿勢もバランスをとるために、常にバランスをとるための戦略を取っています。


猫背やストレートネックは結果であり、問題は「骨盤」にあることもあるのです。

また、左右の「寛骨」がズレる事で、骨盤が歪み、

するとお腹の筋肉にとっても悪い影響が生まれます。


お腹の筋肉は骨盤に付着を持つので、骨盤が捻られれば、

腹筋も捻れます。


筋肉は理想的な長さが決められており、その長さから逸脱すると強く力を発揮することが出来なくなります。


お腹の筋肉は「骨盤」と「胸郭(きょうかく)」を結ぶ橋となるため、お腹の筋肉の長さが変化すると、

さらに姿勢にとって悪い影響を与えてしまうのです。



 

理想的な骨盤と胸郭の関係性


骨盤の捻れがとれ、左右の肋骨で囲まれた「胸郭」との関係性が良好に保たれれば、

お腹の力は本来持っている力を発揮し姿勢が安定しやすくなります。


チェック方法としては2箇所見て頂くと分かりやすいかと思いますので、

確認してみましょう。


①一番下で触れることが出来る肋骨の角





②骨盤で一番前方に突き出ている所



この2つは、「第10肋骨」と「上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)」と言われる所で、
立った際に、この2点が同じ高さであることが理想とされています。




地面から垂線を引き、どちらの方がより前に突き出ているか確認してみましょう!
 


 

改善エクササイズ

 

<骨盤の運動> ランバーローテション


コチラのエクササイズの目的は、左右の寛骨を動かし整えることが目的になります。


腰を回す動作は、片方の寛骨を前傾にし、もう片方の寛骨を後傾に促すことが出来るので、
骨盤の柔軟性が無くなりズレてしまっている方には有効です。


勢いをつけずに、ゆっくりと行うことがポイントになります!



 

 <お腹の運動> デッドバグ


コチラのエクササイズの目的は、骨盤を安定させるお腹の筋肉を鍛えるエクササイズになります。

胸郭編で胸郭を整え、骨盤のズレも改善された後に行うと非常に効果的になります。


胸郭編はコチラ


腰に隙間が出来ないように行うことがポイントになります。

また腰に痛みや違和感がある場合は、すぐに中止するようにして下さい!




 

まとめ


骨盤は左右の寛骨のズレにより、「歪む」状態になります。

骨盤がズレることでお腹の筋肉は弱くなるため、姿勢が悪くなり猫背になりやすくなります。

猫背になればストレートネックに発展していくこともあるため、骨盤の歪みを改善し、お腹の筋肉を強くすることが
重要です。

猫背やストレートネックでお悩みに方は、骨盤のチェックを行ってみて下さい!