猫背と腰痛 ~胸元の柔軟性~

投稿日時:2018/01/11(木) 15:39

胸元の筋肉が硬いことで、肩が前に入ったり、背中が丸くなって猫背になってしまう・・・

そのような方々もたくさんいらっしゃると思います。

実は、この胸元の筋肉が硬くなることで、腰痛になってしまう可能性も否めないのです。

今回は、この胸元の筋肉と腰痛の関係性についてお伝えしていきます。


 

目次

・胸元の構造(骨)
・胸元の構造と働き(筋肉)
・胸元の筋肉の柔軟性
・胸元の筋肉の柔軟性と腰痛の関係性
・胸元の柔軟性向上エクササイズ
・まとめ


 

胸元の構造(骨)


まずは、胸元の筋肉や骨がどのような構造をしているのか、その部分についてお話していきます。

胸元には大きく分類して3つの骨から形成されており、胸骨、胸椎(きょうつい)、肋骨から成り立っています。

まずは胸骨についてです。

胸骨とは、胸元にある中心の骨になります。






この胸骨はさらに3つに分類することができ、上から胸骨柄(きょうこつへい)、胸骨体(きょうこつたい)、剣状突起(けんじょうとっき)の3つから構成されています。

この中心にある胸骨から肋骨(正確には「肋軟骨(ろくなんこつ)」)が背中にかけてくっついています。

よく心臓マッサージなどをする際には、この部分を下に強く圧迫します。

この「剣状突起」の下には肺があり、剣状突起を強く圧迫して心臓マッサージをしてしまうと、剣状突起が折れて肺に突き刺さる可能性があるので注意です。

次に胸椎(きょうつい)の構造につきまして、ご説明していきます。

胸骨に対して、背面にある背骨の部分を胸椎と言います。





胸椎は背骨(脊柱:"せきちゅう"とも言います)の一部分であり、より丸まりの強くなっている部分です。

通常この部分が過剰に丸まることによって「猫背」になってしまう方が多いのですが、胸椎の部位によっても変わってきます。

例えば、首の付け根に近い部分が過剰に丸まっているだけで、そこから下の部分に関してはそこまで丸まっておらず、むしろまっすぐになっている方も多いのです。

通常丸まってほしい部分が丸まれずにいると、そのほかの部分が頑張って丸め、姿勢を維持しなくてはいけなくなります。

すると、腰の部分が過剰に反らなければならなくなったりするのです。

そして、その胸椎と胸骨に付着していて、鳥かごのように周りを覆っている肋骨があります。




この肋骨のおかげで呼吸がスムーズにできたり(正確には肋骨に付着している筋肉のおかげで)、中にある内臓を守ったりできるのです。

 

胸元の構造と働き(筋肉)


では、上述の肋骨、胸骨、胸椎にはどのような筋肉がついているのでしょうか?

非常にたくさんの筋肉がついていますので、今回は主要な筋肉についてお話していきたいと思います。

まず代表的なのが「大胸筋」です。





「一度はあんな胸筋になりたい・・・」と思われる男性もいらっしゃったのではないでしょうか?

通常、腕立て伏せなどでメインに鍛えることができる部位がこの筋肉です。

この筋肉は、腕の骨から肋骨、そして胸骨にかけてくっついており、強く働くと腕を体の前方に移動させたり、胸椎を過剰に丸めて背中を丸めてしまいます。

非常に重要な筋肉ですが、この筋肉が過剰に働きすぎると、背中の丸まった「猫背」になり兼ねないのです。

その胸元からさらに奥に「小胸筋」という筋肉が存在します。




なかなかお聞きにならない方も多いと思うのですが、この筋肉が硬くなることで、肩の位置を内側に入れてしまったり、首の付け根を過剰に丸めることで猫背を作ってしまうのです。

基本的に、四十肩、五十肩と言われる部分に関してはこの筋肉の関与が大きいと言われています。


 

胸元の筋肉の柔軟性



前述の大胸筋、小胸筋が硬くなってしまっている場合には肩が内巻きに入っているように見え、また、首の付け根が過剰に丸まりやすくなってしまっている方が多いです。

この胸元の筋肉の柔軟性のチェックを行う方法が下記になります。

①まずは壁立ちになり、踵、お尻、背中、頭をすべて付けましょう。

※もしもつかない場合には、踵の位置を壁から少し話して頂いても構いません。

②両手を前にならえします。





③そのまま真横にそのまま両手を広げていき、腰の隙間が空いたりする場合には胸元の筋肉が硬い可能性があります。






上記の簡単な方法で胸元の筋肉が硬いかどうかを見分けることができます。

あくまで簡便な方法のため、胸元以外の筋肉が関与している可能性もありますが、パッと手を横に広げたときの動かしやすさや、壁からの離れやすさを見ておくと良いですね。




 

胸元の筋肉の柔軟性と腰痛の関係性



では、この胸元の筋肉が硬いとどうなるか。

胸元の筋肉が硬くなってしまうと、背中でも特に胸椎の上の方の丸みが増し、首の付け根あたりまで丸くなってしまう可能性が高くなります。

人間の背骨は腰の骨(腰椎と言います)が少し反り、胸椎が丸まるというS字の構造となっています。





首の付け根(頸椎と言います)や胸椎の上の方が過剰に丸まってしまうと、代わりに元々反っている腰椎が頑張って過剰に反って重心を取らなければならなくなります。

腰の部分が過剰に反ってしまうことによって、腰へのストレスが増大してしまいますので、胸元の柔軟性は腰痛に起因していると言えます。

 

胸元の柔軟性向上エクササイズ



それでは、胸元の筋肉の柔軟性向上のためのエクササイズをご紹介ご致します。

【エクササイズ】
ソラシックツイスト

【目的】
胸元の柔軟性を付ける

【動画】
http://www.youtube.com/watch?v=My2iLdutcdE

【やり方】
横向きで寝て両手を体の前で揃えます。(耳、肩、足の付根が一直線になるようにし膝は少し曲げます)
上の手が身体の遠くを通るようにして、息を吐きながら胸を大きく開いていきます。(指先を目線でしっかりと追います)
この時、手首を返すとより二の腕から前腕がストレッチされます。(この時は目線は正面に残したまま行います)


 

まとめ


いかがでしたでしょうか?

胸元の筋肉の柔軟性が足りていないことで、猫背になるだけではなく、腰の部分にまで影響が及んでしまうのです。

デスクワークが多くなると、どうしても肩が内側に入り、胸元の筋肉が硬くなりやすくなるので、上記のエクササイズなどでしっかりと伸ばしていきましょう。

 
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