猫背の矯正と腰痛の改善 ~肋骨の硬さと猫背、腰痛への影響~

投稿日時:2018/07/18(水) 12:35

皆さんが普段何気なくしている呼吸。
 
生物が生きていく上で必ず必要になってくるのが呼吸ですが、呼吸をする上で肋骨と言われる骨の動きが関わってきます。
 
この肋骨の位置や動き方によって、猫背を作り出してしまったり、腰痛になる原因ともなるのです。
 
今回は、肋骨と猫背、そして腰痛の関係性についてお話していきます。
 

 目次

 
・肋骨の構造
・正しい肋骨の位置
・肋骨の動きと呼吸
・呼吸に関わってくる筋肉
・腰痛改善エクササイズ
・まとめ

 

肋骨の構造


心臓や肺、その他たくさんの臓器を外側から覆い守ってくれているのが「肋骨」です。

 
この肋骨は呼吸をする度にたくさん動くことができます。
 
まずは、肋骨の構造を見ていきましょう。
 
鳥かごの様に覆っている肋骨を前方から支柱として支えているのが「胸骨(きょうこつ)」という骨です。
 


 
さて、胸骨が前面で支柱の役割を果たしているのに対して、背面で鳥かごを支えているのが胸椎(きょうつい)と言われる胸の背骨になります。




 
背骨そのものは26個の骨で構成されており、下の方からそれぞれ腰の骨である腰椎(ようつい)、胸の骨である胸椎、首の骨である頸椎(頸椎)の3つに分類されます。
 
特に胸椎は、12個の骨から構成されているとても大きな背骨になりますが、全体的に前に丸まっています。
 
胸椎と胸骨が支柱となり、肋骨を支えているのですね。
 

正しい肋骨の位置


正しい姿勢があるように、正しい肋骨の位置もあります。

 
一番初めに見て頂きたい部分が肋骨の下側にある部分と骨盤の位置関係です。
 
肋骨は背骨(胸椎)から出ていまして、合計12個の肋骨があります。
 
肋骨の位置を見て頂くときに最も重要になるポイントが「10番目の肋骨」です。



上半身をたどっていったときに、皮膚の浅い部分で触れることのできる一番下側の肋骨が10番目の肋骨になります。
 
11,12番目の肋骨に関しましては、表面から軽く触れただけではわからないくらい奥にあります。
 
体を横から見た際に、骨盤の出っ張っている骨と、この10番目の肋骨の端が揃っていなければならないのです。
 




 
例えば、肋骨の位置が骨盤の位置よりも前側に行っている方。
 
最近では非常に多くの人がこのような肋骨の位置になっていますが、これは「呼吸のし過ぎ」と、「呼吸の仕方がNG」という事を示しています。

 

肋骨の動きと呼吸


さて、肋骨の位置がずれている方はどのような呼吸をしていることになるのでしょうか?

 
前述のとおり、息を吸った際には肋骨は広がります。
 
反対に、息を吐いた際には肋骨はしぼんでいきます。
 
そして、肋骨の位置関係には、息を吸ったときの「肋骨の広がり方」が非常に重要になってくるのです!
 
肋骨を半分に分けて考えましょう。
 
正常な呼吸では、上と下の肋骨で息を吸ったときに動き方が違います。
 
息を吸ったときには、真ん中から下側の肋骨は横に広がります。
 


真ん中から上側の肋骨は前方に広がるのです。
 
例えば、下側の肋骨が横に広がることができない場合、前方に飛び出すように呼吸してしまうのです。
 
肋骨は背骨にくっついていますので、呼吸によって肋骨が前に出るほど、背骨も肋骨に引っ張られて段々と前方へ移動し、反ってくるようになります。



下側の背骨が過剰に反りかえることで、うまくバランスを取るために上側の背骨は過剰に丸まります。
 
つまり、首の付け根付近の背骨を過剰に丸めるという事です。
 
首付近が過剰に丸まると、頭が前に出た、俗にいう「猫背」という姿勢にもなってしまいます。
 
呼吸=肋骨の位置=猫背というように連鎖してしまうのですね。
 
更に、肋骨の位置が前方に行く→背骨が反るという連鎖が起こることによって、腰痛へと発展する可能性があります。
 
姿勢と腰痛の関係性はないと謳われていますが、背骨が反ることにより、少なからず背骨へのストレスがかかっています。
 
よって、腰痛を発生させやすい状況を意図的に作っている可能性もあるのです。
 
呼吸が腰痛へつながる可能性も考えておく必要がありそうですね。

 

呼吸に関わってくる筋肉


それでは、実際にどうして肋骨が前方に飛び出しながら呼吸してしまっているのでしょうか?




呼吸のし過ぎやある筋肉を過剰に使いすぎている、など様々な理由が挙げられますが、今回は筋肉が原因で正しく呼吸ができなくなることにしてお話していきます。
 
肋骨が前方に飛び出しながら呼吸している状態は「反っている」状態になります。
 
この反りを更に出してしまう筋肉が、広背筋と言われる背中の筋肉になります。
 


広背筋が硬くなることによって、下の肋骨が正しく横に広がることができなくなり、肋骨を飛び出しながら呼吸してしまうようになります。
 
また、肋骨が前方に飛び出しながら呼吸をしていると、広背筋が硬くなるだけでなく、肋骨そのものの柔らかさ(弾力性)もなくなってしまいます。
 
仰向けで寝た時に、肋骨を上から押さえた状態で呼吸してみましょう。
 
肋骨が硬くなっていると、上記の状態では息をうまく吸うことができないか、もしくは肋骨の弾力性がなく、肋骨を下に押すことができない可能性が高いです。
 
よって、肋骨を押したときに弾力性がない、もしくは息を吸いづらくなってしまうような方の場合には、広背筋が硬くなってしまっている可能性があるのです。
 
これが、猫背を作る原因にもなり、はたまた腰痛を作り出してしまう可能性にまでつながってしまうのです。

 

腰痛改善エクササイズ


それでは、今回は肋骨を硬くしてしまうことによって、正しい呼吸を阻害し、猫背を作り出すのみではなく腰痛の原因にまでなってしまう可能性のある広背筋のストレッチをお伝えします。

 
 
『フォースタンスストレッチ』

【目的】
肋骨の柔軟性の向上、広背筋の抑制

【やり方】
・四つ這いになります。
・左手の前に右手を置き、お尻を踵に近づけるように後ろへと下がります。
・このときに右手が動かないように気を付けましょう。
・右の脇腹付近が伸びていればOKです。
・伸びている脇腹に空気を入れるように鼻から息を吸い、口から吐きます。
3回ほど呼吸したら反対側も行いましょう。

 

 まとめ


普段何気なく行なっている呼吸、そしてそこまで意識していない肋骨が、姿勢を崩し、猫背や腰痛の原因ともなり得ます。

基本的に、広背筋などの筋肉は人間の中でも硬くなりやすい筋肉と言われていますので、普段からストレッチや呼吸のエクササイズを行なっていくことが重要になります。


是非、チャレンジして見てくださいね。


猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」
戸井口啓太
 

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