肩甲骨とバンザイ動作

投稿日時:2018/08/24(金) 14:59

 みなさん、こんにちは。
今回は、「肩甲骨とバンザイ動作」についてご紹介致します。



肩甲骨は腕の骨である上腕骨(じょうわんこつ)と関節を作ります。

皆さん、腕をバンザイするように上げてみてください。

肩の関節が動き、腕が上がっていく事が確認できるかと思います。


この腕が上がる動きは一見、肩の関節だけ動いているように思えますが、実は肩甲骨と肩の関節が協調して動くことで、腕を上げる事が出来ているのです。

今回は肩の動きと肩甲骨の動きについて確認していきましょう。

 



目次
肩の関節と肩甲骨の関節の違い
肩甲骨と上腕骨の協調運動
肩甲骨が動かないと・・・
原因は肩甲骨??
まとめ





 

①肩の関節と肩甲骨の関節の違い



肩を動かす動作はとてもシンプルに思えますが、実はとても複雑な動作を行っています。


一般的に腕の骨である上腕骨だけが動いているように思えますが、実は上腕骨以外にも「肩甲骨」「鎖骨(さこつ)」「胸骨(きょうこつ)」という骨が協調して、腕を上げてくれています。







その中でも肩甲骨は縁の下の力持ち的存在となり肩の動きに関与します。








バンザイをするという動作を分解すると大きく2つになります。
(細かく見ていくと鎖骨や胸骨といった骨も関与するがここでは割愛させて頂きます)


上腕事が動くか、肩甲骨が動くかです。


公式は以下のようになります。


バンザイ=上腕骨が動いた距離+肩甲骨が動いた距離


そのため、肩甲骨が動きが硬い方は手を上にあげることが出来ず、例えば腰を反り手を挙げるなど、ほかの関節で代償を起こしてしまうので、怪我などのリスクが高くなってしまいます。


それゆえに、猫背で運動をされている方は(特にテニスや投球など腕を高く上げるスポーツ)、まずは猫背を矯正することがとても重要となります。







 

②肩甲骨と上腕骨の協調運動



では、肩は実際どのように動くのでしょうか。


これには「肩甲上腕リズム」という動きを理解して頂く必要があります。


腕をバンザイする動作を数値で表すと、屈曲170~180°となります。


これは横向きの状態で手を挙げた時の、体と腕の角度が成す数字です。







この屈曲180°を上腕骨と肩甲骨が動いた距離で仕分けをすると、以下のようになります。


上腕骨120°+肩甲骨60°=バンザイ180°







極端の話、肩甲骨が硬く動かない方は、そもそもバンザイが出来ないのです。







 

③肩甲骨が動かないと・・・



肩甲骨が動かない方は腕を180°あげることが出来ません。






するとどのような支障を起こすのでしょうか?


日常生活であれば、高所にある物を取りずらくなります。


例えば、飛行機での機内荷物を上げ下げするのは大変になりますし、洗濯物を干すときなども苦労するかもしれません。


スポーツではどうでしょう。


腕を上げるスポーツはたくさんあります。


テニス、野球、ゴルフ、バトミントン、バスケット、バレー、ハンドボール・・・


数え上げたらキリがありませんが、ほとんどのスポーツは腕を上げることが必要になります。


肩甲骨が硬くても、上記のようなスポーツを楽しんでいると、ある変化が体に起こります。


それは、動かないところを補う動きです。


人の体はタスク志向です。


つまり、「腕を上げる」という脳からの命令を忠実に行おうとしているので、肩甲骨を60°動かして上腕骨を120°動かしてから腕を上げようにはならないのです。


肩甲骨が硬いなら他の関節を動かして「腕を上げる」を実行しようと、体が勝手に反応し行っているのです。


その最たる例が腰の関節になります。


腕が上がらないので腰を反らす事を、無意識的に行っているため、腰回りに負担が集中し腰を悪くするなどが起こるのです。






つまり、腰の痛みは肩甲骨の動きの悪さにも影響するということになります。






 

④原因は肩甲骨??



では、バンザイの動作が出来ない原因が肩甲骨にあるのなら、肩甲骨を動かす運動を取り入れようと思うのは、半分は正解ですが、半分は不正解です。


なぜなら、肩甲骨の動きの悪さの原因は肩甲骨の位置(ポジション)に由来し、肩甲骨の位置を決定づけるのは胸郭(きょうかく:胴体部分)になるからです。



「胸郭と肩甲骨について」詳しくはこちらの投稿をご覧ください






 

⑤まとめ



肩甲骨の動きは、バンザイのような手を挙げる動作に大きく関与します。

しかしながら体は肩甲骨が硬くても、腕を上げることを脳からの命令として全うするため、腰などを反りながら腕を上げます。



すると、腰回りに負担が集中し「腰痛」や、肩にも負担が増し「肩こり」や「肩痛」などが起こす可能性もあるのです。

猫背の方は背中が丸くなるので、理想的な肩甲骨のポジションをとることが出来ません。



であれば、猫背を強制し肩甲骨を理想的なポジションに戻してあげることが大事ということです。

日常生活で、どこかに痛みを引き起こしている方、スポーツをしていて肩や腰に痛みを抱えている方、一度肩甲骨のポジションをチェックすることをお勧めいたします。



猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」
山口詩織

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