猫背と肩甲骨 ~肩の内巻き「肩甲上腕関節編」~

投稿日時:2018/10/07(日) 19:29



猫背姿勢の特徴である「肩の内巻き」ですが、

問題点が1つではないため改善方法も多岐にわたります。



今回は、肩甲骨と上腕骨で構成させる、肩甲上腕関節(けんこうじょうわんかんせつ)で起こる、

「肩の内巻き」についてお伝えします。



ちなみに、「肩関節」はいくつもの関節で構成されるため、肩関節複合体(かたかんせつふくごうたい)

と呼ばれます。



そのため、鎖骨や胸骨のような、肩から離れた位置にある骨さえも肩関節の一部とされますが、

今回お伝えする肩甲上腕関節は、最も皆さんがイメージする「肩関節」に近いかと思います。





目次


・肩甲上腕関節由来の「肩の内巻き」とは?
・肩甲上腕関節の構造的特徴
・肩甲上腕関節をサポートする筋肉のシステム
・働きすぎる筋肉群
・まとめ



 

肩甲上腕関節由来の「肩の内巻き」とは?



肩甲上腕関節とは、肩甲骨の「関節窩(かんせつか)」という場所と、

上腕骨の「上腕骨頭(じょうわんこっとう)」という部分が合わさり関節を作ります。

この2つの関節がピッタリと合わさっていれば問題ないのですが、上腕骨が土台の関節窩から

はみ出してしまうのが、肩甲上腕関節における「肩の内巻き」となります。


正常の肩甲上腕関節の位置関係




「肩の内巻き」が起こった肩甲上腕関節




肩甲上腕関節の構造的特徴



では、なぜ「肩の内巻き」の方が多いのでしょうか?

それは元々の肩甲上腕関節の構造に原因が隠されています。


肩甲上腕関節は、肩甲骨の「関節窩(かんせつか)」と上腕骨の「上腕骨頭(じょうわんこっとう)」で

作られる関節とお伝えしました。



実はこの関節を作る2つの部分の大きさを比較すると、圧倒的に上腕骨頭の方が大きいのです。


その差は4倍ともいわれています。






身近なもので例えるならば、ペットボトルのキャップの上にテニスボールを乗せるようなものです。
少々大げさかもしれません(笑)



ただそれほど不安定な構造だと思ってください。


また、受け皿に相当する関節窩の溝は浅いため、これも不安定な関節の条件となります。


同じような関節の股関節とは大きな違いとなります。


<股関節は受け皿である溝が深い>




肩甲上腕関節をサポートする筋肉のシステム



上記の理由により、肩関節は不安定なため、周り筋肉のサポートを必要とします。


それが肩のインナーマッスルの1つの役割になります。


インナーマッスルとは体の深層にある筋肉となり、大きな力を発揮することは苦手ですが、

細かな体のコントロールには適した筋肉になります。



肩甲上腕関節には、たくさんの靭帯とインナーマッスルによって、正常な「肩関節」の位置から

逸脱しない様に支えられているのです。






働きすぎる筋肉群


細かな体のコントロールを得意とするインナーマッスルに対して、大きな力を発揮するのは

アウターマッスルの役割になります。



肩甲上腕関節の安定性にはインナーマッスルの働きが必要不可欠ですが、

アウターマッスルの働きが強すぎてしまうと、アウターマッスルの大きな力にインナーマッスルが耐えきれず、

関節が本来の位置から逸脱をしてしまう事もあります。



この状態が顕著に表れると、肩甲上腕関節由来の「肩の内巻き」となるのです。


詳しくは「肩の内巻き?肩甲骨の内巻き?」をご覧ください。


 

まとめ



肩甲上腕関節とは構造的に非常に不安定な関節のため、正しい関節のポジションから逸脱しやすい関節となります。


そのため、インナーマッスルの強化やアウターマッスルの抑制が必要となります。


猫背を矯正しても、「肩の内巻き」がなかなか改善しないという方は、ひょっとしたら肩甲上腕関節の問題かもしれません。


お悩みの方は「きゃっとばっく」までお越しくださいませ!



猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」
池田倫大

店舗紹介

神楽坂店 more

〒162-0825 
東京都新宿区神楽坂2-12 エンドウビル1F
TEL:03-6228-1946

表参道店 more

〒150-0001 
東京都渋谷区神宮前5-3-16カサデルレイ表参道E棟
TEL:03-6427-9974

横浜店 more

〒221-0834 
神奈川県横浜市神奈川区台町7-11ロンタンハウス1F
TEL:045-298-6380
取材問い合わせ