梨状筋症候群と猫背の関係
投稿日時:2018/06/17(日) 16:54
皆様、こんにちは。
今回は、「梨状筋症候群」と猫背の関係性についてお話ししていきたいと思います。
目次
・梨状筋とは?
・梨状筋症候群になりやすい方は?
・梨状筋症候群防止エクササイズ
梨状筋とは?
梨状筋は、仙骨という骨盤の骨から大腿骨の大転子という骨の部分に付着しています。
梨状筋の主な役割は、
・股関節を外側にひねる動き(外旋)
・股関節を外側に開く動き(外転)
・股関節を後ろに引く動き(伸展)
の3つが梨状筋の主な役割になります。

梨状筋症候群になりやすい方とは?
まずは梨状筋症候群の特徴です。
梨状筋症候群は、先ほどご紹介した梨状筋という筋肉が緊張した時に痛みが増します。
梨状筋の下を通る、坐骨神経を、梨状筋が圧迫してしまうことが理由です。
それではどのような人がこの症候群を起こしやすか。
主に、長時間のデスクワークを強いられている方に見られます。
長時間のデスクワークは、梨状筋を圧迫する形になります。
重力が下方にかかること、また座り姿勢は股関節が前方へ曲がっている形となるため、より梨状筋が伸張位(引っ張られる働き)になり、坐骨神経を圧迫します。
よって、臀部付近に痺れるようなチクチク針を刺すような痛みが出現します。
梨状筋症候群防止エクササイズ
まずは、ストレッチのご紹介です。
主にお尻の部分に伸び感があると効果的です。
・片方の足を前に出し、膝を曲げます。
・もう片方の足は、後ろにまっすぐ伸ばします。
・前に出している足の股関節は、やや開きスネの骨は内側に入れます。
・上半身は、やや斜めに倒しお尻の筋肉を伸ばしましょう。

次に座り方のご紹介です。
座り方のポイント
・坐骨(お尻の下のグリグリした骨で座ります)
・頭のてっぺんを上から引っ張られるイメージを持ちます。

座る時のポイントは、まずこの2つを意識しましょう。
まとめ
長時間座っていたと感じる方や、普段デスクワーク中の姿勢が良くないと感じる方は、まず日頃の姿勢から意識してみてください。
また、長時間座っていてもストレッチすれば予防出来ると言うわけではないので、お仕事中1時間に1度立ってみるなどして、お尻の筋肉に負担をかけないようにしましょう。
