栄養と食生活

MCTオイルの使い方

こんにちは。
今日は、MCTオイルの使い方についてお伝えしていきます。

「ダイエットに良い」などといわれ、スーパーでも見かけるようになりましたが、MCTオイルとはそもそも何なのか、そして、使う場合の注意点などをお伝えしていきます。

MCTオイルとは

MCTオイルとは、「Medium Chain Triglyceride(中鎖脂肪酸)」の頭文字をとったもので、中鎖脂肪酸100%の油のことです。

中鎖脂肪酸の油というと、ココナッツオイルも知られていますが、ココナッツ油から、さらにMCT(中鎖脂肪酸)だけを抽出したものがMCTオイルです。

ココナッツオイルMCTオイル
原料ココナッツココナッツやパームヤシの胚乳
主に含まれる脂肪酸カプロン酸
カプリル酸
カプリン酸
ラウリン酸
カプリル酸
カプリン酸
中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸中鎖脂肪酸100%

 

中鎖脂肪酸とは?

MCTオイルは、短時間でエネルギーになるという特徴を持ちます。

私たちが日常的に摂取する油、魚や肉の油、オリーブオイルなどは長鎖脂肪酸が多く、エネルギーになるまでに時間がかかります。

脂肪酸の長鎖や中鎖は、脂肪酸を形成する炭素数の長さのことです。
その名の通り、長鎖は、構造が長いので分解するのに時間がかかり、中鎖は長鎖よりは短いため、その分、分解スピードも速いということがいえます。

MCTオイルの中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸とは代謝経路が異なり、素早く肝臓でエネルギーに代えらるので脂肪として蓄えずらいため、ダイエットに効果的なんですね。

 

MCTオイルの医学的効果

最近では、MCTオイルは身近なものとして知られてきましたが、元々は、手術後の栄養管理や低栄養患者への栄養補給、小児のてんかん治療食などの医療用食品として使用されています。

さらに、近年では、低血糖症状の改善、腸のカビであるカンジダ菌を殺菌する作用、エネルギーを生み出すミトコンドリアの再生にも効果があるとされています。

つまり、ダイエットだけではなく、健康のために摂り入れるべきオイルなんですね。

 

MCTオイルの摂り方

MCTオイルは、そのまま、サラダやスープにかけたり、プロテインドリンクに混ぜて摂取するのがおすすめです。
色は透明で、味やにおいもほとんどありませんので、食事の美味しさはそのままで摂ることができます。

オイルを摂るときの注意点

  • まずは少量から
  • 空腹時は避ける

MCTオイルの摂取は、少量からはじめて、空腹時は控えましょう。
最初から大量に摂取したり、お腹が空いている時に摂ってしまうと、胸やけや下痢といった症状を引き起こすことがあります。

まずは、ティスプーン1~2杯からはじめてみてください。

そして、以下のような方は、摂取はおすすめしません。

  • 普段から下痢気味の方
  • 糖尿病でインスリン投与している方
  • 重度の肝機能障害の方

持病や、体調不良のある方は、専門医に相談してみてくださいね。

 

MCTオイル + コーヒーの組み合わせ

「バターコーヒー」の流行をきっかけに、MCTオイルをコーヒーに入れて飲む方も増えています。

バターコーヒーとは、日本では「完全無欠コーヒー」とも呼ばれ、栄養価の高いグラスフェッドバターとMCTオイルをコーヒーに入れるもの。『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』という本の中で、アメリカの起業家が自身のダイエットに効果があったと紹介され、日本でも話題になりました。

コーヒーにMCTオイルを入れて飲むことで、「元気になった」「調子が良い」という方がいますが、この飲み方は、あまりおすすめできません。

コーヒーに含まれるカフェインには、アドレナリンを分泌させ、脳を興奮させ眠気を抑える作用があります。
だからこそ、「朝や仕事中はコーヒーが欠かせない」といった方が多いと思いますが、このような方は、コーヒーが切れた時に疲労感やイライラするといった症状が現れます。

さらに、カフェインは、ストレスホルモンとも呼ばれる「コルチゾール」を分泌させるため、コルチゾールの分泌器官である副腎や脳下垂体、視床下部といった場所へ負荷がかかり、精神的な疲労へとつながります。

カフェインを摂ることで元気が出たように感じますが、それはあくまでも一時的なものですので、コーヒーの摂取量は減らせると良いですね。

MCTオイルを、敢えてコーヒーに入れる必要はないと考えますので、お味噌汁やスープなどの栄養素が補えるものに入れることで、健康に対する相乗効果も狙えます。

 

「何となく流行っているから」といった考えだけでなく、ご自分に適したものなのかどうか、しっかりと判断して、正しく、摂取していきましょう。

ABOUT ME
千野ひとみ
幼少期から空手道をはじめ、インターハイ、国体強化選手として長期に渡り活動。 総合フィットネスジムでフロント業務に携わり、悩みを持ちながら、運動への意欲を持つ方々に出会い、トレーナーを志す。 トレーナー活動を始め、運動の目的やご自身の身体の状態等、改めて一人一人に合うトレーニングは異なることを実感。 2018年4月より「世界中にI am OK You are OKな人を増やしたい」という、オーナーの熱い思いに賛同し、猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」に参画。