栄養と食生活

睡眠トラブル | 原因は低血糖?!

こんにちは。
分子栄養学認定カウンセラーの千野ひとみです。

今日は、低血糖によって引き起こされる、睡眠トラブルについてお伝えしていきます。

「寝付きが悪い」「途中で起きてしまう」、さらに「歯ぎしり」や「食いしばり」などの睡眠トラブルを抱える方はとても多いです。
もしかしたら、その原因は、低血糖かもしれません。

血糖値とは

まず、血糖値について説明していきます。

血糖値とは、血液に含まれる糖の量のことです。
健康診断で測定される数値のひとつであり、70~130mg/dlの範囲が適切とされています。

この血糖値、食事に含まれる糖質を摂取することで、上昇します。

健康診断では、空腹時血糖100mg/dl以上が「血糖値が高い=高血糖」の基準とされています。

そして、70mg/dlを下回ると、低血糖となります。

一般的に、低血糖は、糖尿病の方がインスリン注射や薬を飲んだ後に起こり得る症状として知られていますが、実は、70mg/dlを下回ることは、少なくありません。

血糖値を調節するホルモン

血糖値は、食事を摂ることで上昇するとお伝えしましたが、食事以外では、ホルモンによってコントロールされています。

血糖値を下げるホルモン:インスリン
血糖値を上げるホルモン:アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾール、成長ホルモン、グルカゴン、甲状腺ホルモンなど

上記のように、血糖値を下げるホルモンはインスリンだけなのに対して、血糖値を上げるホルモンはいくつもあります。

このことからもわかるように、血糖値が下がり過ぎるということは、生命の危険を意味します。
血糖値が下がってしまった場合には、私たちの身体はホルモンを分泌して、適正範囲に戻そうとするんです。

睡眠トラブルと血糖値の関係

私たちは寝ている時には食事を摂ることができませんので、もし血糖値が下がり過ぎてしまった場合には、先程のような血糖値を上げてくれるホルモンが分泌されます。

これらのホルモンが分泌されることで、肝臓や筋肉に蓄えられている糖を分解して、血糖値を上げています。

ですが、ホルモンは、血糖値を上げるだけでなく、他にも多くの作用をもっているため、身体へ様々な変化をもたらします。

アドレナリン、ノルアドレナリン

心拍数増加、心収縮力増加、末梢血管収縮

激しい運動をしている時は「アドレナリンが出てる」と言ったりするように、アドレナリンやノルアドレナリンは、心拍数を増やして血管や筋肉を収縮するなど、交感神経にスイッチをいれる働きをもちます。

アドレナリン

そのため、寝る時間にアドレナリンが分泌されていると、なかなか寝付けない、さらに寝ている時に分泌されれば、目が覚めてしまうといったことが起こります。
そして、寝られているとしても、睡眠中に力を入れて歯を食いしばったり、筋肉を固めてしまい、起床時に肩こりや首こりを感じることや、頭痛を引き起こすこともあります。

起床時の頭痛

睡眠時間は確保できていても、睡眠の質が悪く、寝ても疲れがとれないといったことにもつながってしまいますね。

 

低血糖を防ぐには

血糖値の低下を防ぐには、下記のことが重要です。

  1. 食事を抜かずに、3食食べる
  2. 甘いものや炭水化物の食べ過ぎに気を付ける
  3. ストレスを避ける

基本は、食事から適正量の糖を摂取して、血糖値を安定させましょう。
もちろん、糖の摂り過ぎも良く無く、過剰な糖は血糖値を上昇させた後に、急降下しやすいため、気を付けましょう。

さらに、ストレスを受けると、体内に蓄えられている糖を分解して血糖値を上げてくれる「コルチゾール」が分泌されます。
一時的なストレスであれば、適度に血糖値を調節してくれるため問題はありませんが、長期に渡るストレスは、コルチゾールの分泌を低下させます。

血糖値を安定させるための食事法こんにちは。 分子栄養学認定カウンセラーの千野ひとみです。 前回、糖質は、私たちのエネルギー源となる、とても重要な栄養素だとお伝...

 

良質な睡眠をとるために、食事にも気を付けていきましょう。

ABOUT ME
千野ひとみ
千野ひとみ
幼少期から空手道をはじめ、インターハイ、国体強化選手として長期に渡り活動。 総合フィットネスジムでフロント業務に携わり、悩みを持ちながら、運動への意欲を持つ方々に出会い、トレーナーを志す。 トレーナー活動を始め、運動の目的やご自身の身体の状態等、改めて一人一人に合うトレーニングは異なることを実感。 2018年4月より「世界中にI am OK You are OKな人を増やしたい」という、オーナーの熱い思いに賛同し、猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」に参画。