こんにちは。
「きゃっとばっく」神楽坂店マネジャーの檜森です。
今回は、ストレスフルな日常により、体が緊張し、硬くなりやすい現代人にピッタリなエクササイズツールである「ハンモック」をご紹介いたします!
Contents
現代人はストレスフルな毎日で猫背になる?
猫背になる原因は、様々な理由が考えられますが、日常の過度なストレスや運動量及び日常活動量の低下、また、スマートフォンやタブレット型端末などを始めとする、デジタルデバイスの長時間利用による脳の血流量の低下により、交感神経が優位になり、身体が過剰に緊張をしていることが、現代人の姿勢の崩れの主な原因となります。
・睡眠時間を充分に取っても疲れが抜けない
・肩こり、腰痛などが強く現れるようになった
実際にこのようなお身体の悩みが増えている方は、身体が過剰な張状態にあるかもしれません!
そんな現代において、交感神経が優位&過剰な緊張モードになっていること自体に気が付く事が出来ず、病気という訳ではないんだけれど、何だか体調が優れないという方が多くおります。
そうした方々に向けた、おススメの運動ツールの1つがハンモックであり、ハンモックを活用したリラクゼーションエクササイズが、緊張の強い現代人にはおススメです。
ハンモックでリラックス&姿勢の矯正!?
最近は、ハンモックカフェなども増えていますが、「きゃっとばっく」神楽坂店でも、猫背改善ツールの1つとして「ハンモック」をご用意しています。
身体が緊張状態にある方が、姿勢を改善したり、身体の不調を取り除いたりするために必要な第一歩が「リラックス&脱力」です!
現代人の身体が緊張しやすい理由
身体の緊張をとろうと思った時に、「力を抜いてください」と言われても、なかなか力を抜く事は出来ません。
また、常に緊張をしているという事は、何かしらの意味や理由があって緊張を強めているんですね。
緊張を強める理由の一つが、「自分の身体がどうなっているか分からない!」です。
どういうことかというと、私達の皮膚や筋肉、関節をはじめ、全身に多くのセンサーが眠っており、そのセンサーからの情報によって、自分の身体の状態を把握しています。
しかし、身体を動かす量が減ってしまうと、センサーからの情報量も減ってしまい、その結果、脳は自分の身体がどうなっているかが分からなくなり、「危険」だと判断をして、身体を保護する為に全身を緊張させてしまいます!
自分の緊張状態をチェックしてみよう
キレイな姿勢を作る上でも、身体の不調を改善する上でも、先ずは自分の身体の状態を把握する事が第一歩になります。
今回は肩こりや腰痛などの不定愁訴の原因にもなり得る「呼吸」の観点から、自分の現在の緊張度合いをチェックをしてみましょう!
- 鼻から自然と息を吸います(たくさん吸うのではなく自然に)
- 自然に息を吐きます
- 息を止めて鼻をつまみます
- どれだけ止められるかではなく、「苦しい」もしくは「息を吸いたい」と 思ったら手を離します
- 自然な呼吸に戻ります(ゼーゼーハーハーする様なら息を止めすぎです)
③〜⑤まで、息を止めてから苦しいと感じるまでの時間を計測します。
結界は以下の通りです。
- 10秒以下:過緊張状態であることが可能性として高く、呼吸過多の状態。喘息や鼻づまりなどの状態も考えられる。
- 20秒以下:まだ呼吸の回数が多い状態。緊張の状態に入りやすい。
- 30秒ほど:無理のない呼吸ができる状態。
- 40秒以上:問題なく、緊張状態である可能性は低くなる。
いかがでしたか?
あくまで呼吸の評価ですが、日頃から過剰な緊張状態にいると自然と呼吸の回数が増え、口が開いて口呼吸気味となり、免疫力の低下や頭頚部の姿勢の歪みなどにも繋がります。
ハンモックが姿勢の改善に効果的な理由
ハンモックはこうした身体の緊張を緩めるのにとても効果的なツールになりますので、その理由をご紹介していきます!
1、ハンモックを使うと、全身のセンサーが活性化してリラックスしながら動ける
私たち人間は、立ったり座ったりする中で、必ず姿勢を保持する筋肉や、抗重力筋と呼ばれる、重力に抵抗する為の筋肉が働き、自然と姿勢を保っています。
しかし、過剰な緊張状態になり、脳が身体を上手くコントロール出来ていないと、この様な形の姿勢になりがちです。
ハンモックに横たわる事で、身体全体を包み込み、皮膚にあるセンサーが活性化し、たくさんの情報が脳へ送られる為、脳は自分の身体がどうなっているかを把握出来る様になり、「危険→安全」に切り替わり、自然と脱力出来る様になります。
更には、ハンモックの場合、ハンモックに身体が支えられることにより、重力から解放された状態で体を動かすことができますので、自然と関節の可動域が拡がり、皮膚だけでは無く、筋肉や関節からもたくさんの情報が脳に送られる様になります。
この様な形で行うと、リラックスしながらストレッチが可能!
2、様々な姿勢での姿勢と動きのコントロールが身に着けられる
ハンモックは脱力するのに向いていることはもちろんですが、伸縮性が高く、前後左右の動きも豊富なため、トレーニングツールとしても活用可能です。
その為、仰向けになったり、横向きになったり、片膝立ちの姿勢で使ったり、立った状態で活用したりと、様々な姿勢で身体を動かすことに活用が出来る為、様々な姿勢での身体のコントロールや姿勢のコントロールを身に着けるのに効果的です。
ハンモックの使い方
基本的な使い方は、通常のハンモック同様「寝る」という使い方です。
エクササイズなのに「寝る」って少し違和感を感じますね!
前回の記事でお伝えしたように、ハンモックは重力の分散ができるため、自然な背骨の弯曲に保たれやすく、その状態で動くことにより、可動域もたくさん引き出されます。
このように向きを変えて行うこともできます
ハンモックから降りた状態でのストレッチエクササイズを行うことも可能です。
ハンモックエクササイズ〜呼吸エクササイズ〜
それでは、実際にエクササイズを行っていきましょう!
- ハンモックに仰向けに寝ます
- この状態で鼻から息をゆっくりと吸い、なるべく長く息を吐きます
- この時、お腹や脇腹、背中まで空気が入るようなイメージで息を吸っていましょう
余裕がある方は次の順番で行ってみましょう!
- 10秒コントロールしながら息を吸います
- 10秒呼吸を止めます
- 10秒息を吐きます
このようにゆったりと呼吸を行うことで、前回ご紹介した呼吸のエラーを改善しながら、体の緊張を抜くことが可能です。
レベルアップバージョンで、息が苦しくなったり、精神的に不安な状態になるようでしたら、自然な呼吸に戻して行ってみてくださいね!
ハンモックによるエクササイズの効果
このエクササイズは、主に猫背の原因に当たる呼吸の改善のために行います。
特に姿勢が崩れていて、かつ自然な呼吸ができていない場合は非常に有効です。
通常呼吸の回数は1分間に12~20回ほど、1日に2万回以上行っていると言われていますが、猫背でお悩みの方の多くは、それ以上の回数を行っていたり、たくさんの酸素を取り込み過ぎていたりすることもあります。
なるべく理想に近い形で呼吸が行えるようにするためのエクササイズになります。
- 息を吸う際、肩が引きあがるほど息を吸わないように注意しましょう。
猫背姿勢でかつ過緊張状態にある方は、無意識に酸素をたくさん取込み過ぎている可能性があります。
なるべく息を吐くことに意識を向けて、リラックスしながら呼吸を行いましょう。
まとめ
いかがでしたか?
寝ながら呼吸をするエクササイズは、新たな感覚ではありますが、呼吸を正しく行えることは姿勢を改善するための最初のステップとも言えます。
まずは呼吸を正しく行えるようになり、猫背を改善するための準備を整えていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」
檜森雄太