猫背の改善方法

猫背の治し方 | 猫背改善の専門家が解説

こんにちは!
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」です。

トライアルレッスンにお越しいただく方から、「姿勢を治したいけれど、どうしたら良いのかわからない」「正しい姿勢がわからない」といったご相談をいただくことが、よくあります。

さらに、「胸を張ったりマッサージに行くことで一時的には良くなるけれど、すぐに元に戻ってしまう」という声も耳にします。

私たちの姿勢は、脳によって無意識にコントロールされているため、”姿勢を意識する”ことや筋力トレーニングといったことだけでは、改善が難しいんです。

今日は、姿勢がつくられるメカニズムや、「きゃっとばっく」で行っている、根本から姿勢を治す方法についてお伝えしていきます。
「これまで、色々と姿勢改善の方法を試してみたけれど治らなかった」という方、ぜひ最後までお読みください!

現代人に多い姿勢の特徴

現代は、昔と比べて生活は豊かになり、日々を快適に過ごすことのできる便利なツールやアイテムが多く生産されていますが、それらは私たちの姿勢にも様々な影響を与えています。

例えば、パソコンやスマートフォンを使って作業を行うことで、顔を前に突き出すような姿勢になったり、電車や車を利用することで運動量が減少したり、さらには、睡眠不足や栄養不足によって脳機能が低下したりと、生活と姿勢というのは密接に関わっています。

もちろん個人差はありますが、現代人の姿勢は、大きく下記のような特徴をもっています。

現代人の姿勢の特徴
  • 頭が前に出て、ストレートネックになっている
  • 首の付け根から背中の上部にかけて、背中が丸まっている
  • 肋骨が前に出て、腰は反り、お腹がぽっこり出ている
  • 足に対して、骨盤の位置が前方に出ている

このように、骨盤や背骨といった骨の位置がズレてしまうことで、骨に付着している筋肉にもアンバランスが生じ、うまく使われずにスタイル悪化につながったり、過剰に使われることで張り感や疲労を引き起こすこともあります。

そして、良くない姿勢が長期間続くことで、肩こりや腰痛が慢性化したり、内臓を圧迫したり、呼吸エラーが生じたりと、様々な体の不調とも関わってきます。

姿勢がつくられるメカニズム

「猫背を改善するために筋トレが必要」なんてことも言われますが、筋力トレーニングだけで根本から姿勢を改善することは難しいと考えられます。
確かに、適切に働いていない筋肉を促通させることは大切ですが、それだけでは不十分であり、姿勢が崩れた状態で負荷の高いトレーニングを行うことで骨や筋へのストレスを高め、痛みや怪我につながってしまうこともあります。

ここからは、姿勢がつくられるメカニズムを確認していきましょう。

まず、姿勢を考える上で大切なのは、姿勢は脳によって無意識にコントロールされているということです。
私たちは、常に姿勢を意識して生活しているわけではなく、周囲の環境や状況に応じて、脳が、その時に適した姿勢をつくり出しています。

例えば、山道のようなデコボコした場所を歩く時には、重心を落として歩幅を広げるような姿勢になり、足元に注意を向けますよね。さらに、長時間立っていなければならない時には、”休め”の態勢のように重心を左右どちらかに預けたり、壁や手すりなどがあれば、それを利用して体の負担を減らそうとします。

これらは、目や足の裏、筋肉や関節などにあるセンサーが、自分が立っている場所や状況の情報を脳に伝え、脳はそれらの情報を処理して、指令を出し、転んだりしないよう、その時に最適な姿勢をつくり出します。

そのため、センサーから送られる情報が不足していたり、脳で適切な処理が行われなかった場合には、適切な姿勢がつくられないといったことになります。

長時間のデスクワークや運動不足などは、全身のセンサーからの情報量を不足させ、脳が現状を把握できず、適切に指令が出せずに、不良姿勢を生み出してしまうことにつながります。

 

そして、少し専門的な話になりますが、脳が情報を処理して指令を出すといったフェーズを考えた時には、内側運動制御系という姿勢制御のシステムが関わっています。

私たちは、歩いたり、走ったり、手を伸ばしてモノを掴んだりといった動作を行う中で、体が倒れないように姿勢を制御する必要があります。
この姿勢制御のシステムを内側運動制御系といい、網様体脊髄路、視蓋脊髄路、前庭脊髄路、前皮質脊髄路という経路が含まれており、私たちは自分の姿勢を制御するために、脳の様々な部位から信号が送られています。

網様体脊髄路は、伸展筋と呼ばれる”体を反らせる筋肉”を抑制しています。
そのため、脳機能が適切に機能していない場合、体幹部や四肢の伸展筋に抑制がかからないといったことになります。
すると、お腹を突き出すように腰を過剰に反らした状態から抜け出せず、背中側の緊張が強くなるといったことが考えられます。

前庭脊髄路は、いわゆるバランス感覚を司る耳石や三半規管からの刺激を受けて、体がバランスを崩した時にも、安定させるように働きます。

そして、視蓋脊髄路は眼球運動からの影響を受け、前皮質脊髄路は首や肩などの動きに関わったりと、私たちの姿勢は、脳から様々な影響を受けています。

「きゃっとばっく」での姿勢改善

上記のように、適切な姿勢を生み出すためには、体中のセンサーからの刺激や脳機能の活性化が重要となるため、「きゃっとばっく」では、ピラティスやストレッチを活用した猫背改善レッスンを行っています。

ピラティスは、マットの上で行うだけでなく、リフォーマーやチェアといったマシンを使うことで、体位を変えながら体を動かし、多くのセンサーを刺激することができます。
そして、運動の強度や種類も様々なパターンが存在するため、1人ひとりの体の状態にあわせて種目を選択することができます。

 

例えば、骨盤や背骨、肋骨の位置改善に有効な「きゃっとばっく」というエクササイズがありますが、体が安定しやすいマットの上で行うだけでなく、リフォーマーを活用して、より腹筋群を促通して体幹部の安定性を獲得することで、姿勢改善を効果的に行うことができます。

リフォーマーに寝た時の背中の部分は動かすことができるため、仰向けの状態でジャンプ動作を行うことも可能です。そのため、立って行うジャンプ動作と比べて、体の負担は少なく、前庭感覚への刺激を入力することができます。

背骨を反らせる動作を行う時に、チェアを使用したエクササイズもおすすめです。
ペダルの部分にはスプリングが付いていますので、スプリングが元に戻ろうとする力を利用して、背骨を反らせることができます。

これらの種目は、1人ひとりの体力や運動の習熟度などに合わせて、トレーナーが選択していきます。
新しい運動にチャレンジする時には、その環境でうまく体をコントロールする必要がありますので、脳を活性化させ、姿勢改善に効果的です。

東京・横浜で姿勢を改善するなら

今日は少し専門的なお話が多くなりましたが、「きゃっとばっく」では、姿勢を根本から改善するためのプランをご提案しています。
姿勢でお悩みの方は、ぜひご相談下さい!

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