こんにちは。
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」です!
今回は「しびれと猫背姿勢」についてのお話です。
※一口に”しびれ”と言っても、多くの原因が考えられ、中には早急な治療を要する場合もありますので、自己判断せずに必ず医療機関を受診してください。
しびれって何?
まずは、しびれとは何なのか?というところから、確認していきましょう。
しびれとは、①感覚鈍麻(感覚が鈍くなっている)、②異常感覚、③運動麻痺の3つのことを指します。
しびれといえば、長時間正座をした後の足のしびれがイメージしやすいかと思います。
足がしびれると、足の感覚は鈍くなり、チクチク・ピリピリとした異常感覚があり、足を動かしずらくなりますよね。
まさに、感覚鈍麻・異常感覚・運動麻痺の3症状が起こっている状態です。
正座の時のしびれは、血流が悪くなることで生じるしびれです。
正座などで血管が圧迫されて血流が悪くなると、神経線維は虚血状態となって機能低下します。そのため、正座中に足を触っても感覚を感じなくなったり、自由に動かせなくなったりするんですね。
そして、正座をやめると、圧迫されていた血管が解放されるので、せき止められていた血流が一気に流れ出し、その刺激が異常感覚「しびれ」として感じられるというわけです。
しびれの原因
前述のような血流が悪くなって生じるしびれ以外にも、脳や神経線維の通り道で異常がある場合にも、しびれが生じます。
日本神経学会による、しびれの分類は下記の通りです。
障害部位 | 疾患 | |
①大脳、脳幹、脳神経 | 脳梗塞、脳出血、脳腫瘍 多発性硬化症、脳炎、三叉神経痛など | |
②脊髄、脊髄神経根 | 脊椎症、脊椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、後縦靭帯骨化症 脊髄梗塞、脊髄動静脈奇形、脊髄動静脈瘻 多発性硬化症、脊髄炎 亜急性連合性脊髄変性症、HTLV-1関連脊髄症など | |
③末梢神経 | 単神経障害 | 手根管症候群、肘部管症候群、撓骨神経麻痺 腓骨神経麻痺、足根管症候群 帯状疱疹など |
多発単神経障害 | 血管炎、膠原病関連疾患 サルコイドーシスなど | |
多発神経障害 | 糖尿病、尿毒症、ビタミン欠乏、アルコール多飲 ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎 Charcot-Marie-Tooth病 家族性アミロイドポリニューロパチー、アミロイドーシス 腫瘍、傍腫瘍性、感染症 (AIDSなど) 中毒性 (重金属、農薬、有機溶剤など) 薬剤性 (抗腫瘍薬など) | |
④その他 | 電解質異常、過換気症候群、下肢静止座不能症候群など |
このように、しびれの原因は多岐に渡り、様々な病気が隠れているかもしれないので、自己判断せずに専門医に診てもらうことが重要です。
猫背姿勢との関係
様々なしびれの原因の中でも、脳血管障害によるしびれ、首や腰の椎間板ヘルニアによるもの、末梢神経(脊髄から手足に向かう神経)障害によるしびれなどは、耳にしたことがあるのではないでしょうか?
この中で、猫背姿勢と関りが深いのが、首や腰の椎間板ヘルニアや、末梢神経障害の一部です。
猫背姿勢になると、首や腰の椎間板にストレスが加わりやすくなるので、予防のためには猫背姿勢を改善することがとても大切に。
また、猫背姿勢になると筋肉が硬くなったり、本来よりもズレた位置に筋肉が走行したりするので、末梢神経を絞扼してしびれの原因になります。
猫背姿勢を改善して、神経の通り道を広くしておくことは、一部のしびれの予防にとても大切なことが分かりますね。
猫背改善エクササイズ&ストレッチ
それでは最後に、おすすめの猫背改善エクササイズを一つご紹介いたします。
腹筋や肩甲骨周りの筋肉の活性化、腰や背中のストレッチなど、一つのエクササイズで色々な効果が得られるので、時間がない時にもおすすめです♪
今回はしびれと猫背姿勢についてお話いたしました。
適度な運動習慣で、猫背姿勢を改善していきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」