こんにちは。
「きゃっとばっく」神楽坂店マネジャーの檜森です。
さて、いきなりのチェックコーナーです。
- 朝がつらくて起きられない
- 睡眠時間は十分だが、疲れが取れない
- カフェインが手放せない
- 日中よりも夜中の方が元気になる
- 立ち上がるときにクラクラする
- 集中力や思考力が低下気味である
- アレルギー疾患がある
上記に1つでも当てはまる方は、「副腎疲労」を起こしているかもしれません。
Contents
副腎とは?
こちらの画像のピンク色のそら豆のような形をしているのが「腎臓」で、その上にくっついている黄色の臓器が「副腎」になります。「副腎疲労」というワードは、健康情報を日頃キャッチされている方にとっては、聞いたことがあるかもしれません。
副腎は、腎臓とセットで捉えられがちですが、泌尿器に分類される腎臓とは全く別物で、生命を維持するために必要な、たくさんのホルモンを分泌する役割があります。
こちらの洞窟のような形をしたものが、副腎を輪切りにしたものになります。真ん中の色が濃い部分が「副腎髄質」で外側の部分が「副腎皮質」と言われます。
副腎髄質:コルチゾール、アルドステロン
副腎皮質:アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン
主にこちらのホルモンを分泌します
副腎と自律神経の関係性
現代人はデジタルデバイスの普及や栄養の偏り、満員電車などによる心理的ストレスなど、様々な環境要因が原因で自立神経が乱れ、交感神経が優位な状態になっています。
交感神経が優位な状態では、「逃走&逃走反応」が起きる為、背中や腰が反ります。そして、バランスをとるようにして、頭や肩を前に出す様な姿勢を創り出します
骨盤が前に傾き、肋骨が斜め後ろに倒れることで、腰が反るような状況へ。肋骨の上にあるはずの頭を、バランスをとるようにして前へ突き出します。
それでは、こういった姿勢に「副腎」がどのように関わってくるのかというと、ストレスレベルが高くなり、交感神経が優位な状態では、副腎から抗ストレスホルモンと呼ばれる、ストレスに対抗するホルモンである「コルチゾール」や「アドレナリン」という物質が分泌されます。
コルチゾールは、身体がストレスを受けた際に働く防御機構で、全身の炎症を抑えたり血糖や血圧のコントロールを調整します。
ストレスフルな状態が続くと、常にコルチゾールなどの抗ストレスホルモンが分泌をされ続ける形となります。
分泌量は人それぞれと言われていますが、自分の持っている許容量以上のストレスがかかると、ストレス処理に対処しきれなくなり、副腎が疲労を起こしてしまいます。
本来は朝の4~6時くらいにコルチゾールの分泌が増加し始め、それによって血糖値が上昇をすることで、朝スッキリと目が覚める訳ですが、副腎が疲労をしていることで、コルチゾールの分泌量が低下をし、血糖値が上がらない為、目覚ましを3個もかけているのに起きられないといった事や、睡眠時間は十分にとっているのに疲労感が抜けないといったことが起きます。
副腎を疲労させないためには
上述したように、副腎は様々なストレス処理に追われる臓器のため、日常のストレスをなるべく避ける必要があります。
一般的にストレスというと、心理的なものをイメージしがちですが、紫外線や寒さなどをはじめ身体の外から加わる刺激も当てはまりますし、普段過ごしているライフスタイルの中にも様々なストレス刺激は含まれています。
例えば、全く運動せずに筋肉が減り、脂肪が増えることで体内で炎症反応などが起これば、それもストレスになりますし、化学物質がたくさん含まれた食事を常習化することも、身体にとってはストレスです。
なるべくこうした習慣を変えることが、体の健康や、猫背の改善、予防にとても大切になりますので、副腎を疲労させないように、生活を見直すきっかけにしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」
檜森雄太