猫背の改善方法

クラム

猫背を改善するエクササイズ「クラム」

今回ご紹介する猫背を改善するエクササイズは「クラム」です。

横向きになり、膝を開いて、閉じてという動きを行うエクササイズになります。

上記のような猫背姿勢は、骨盤よりも上半身が後ろ側に位置していることで、ももの外側にある大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)という筋肉を主に使いやすくなっています。

ももの外側の張りは、足を太く見せてしまう原因でもあります。
足を細くしたくてランニングを始めたけれど、全然改善がされないという方は、姿勢により大腿筋膜張筋を過剰に使いやすいことにより効果が現れないことも多いです。

また、長期間のランニングなどで膝を痛めてしまったり、股関節が痛くなったりなどの傷害の原因にもなりやすくなってしまいます。

お尻の筋肉を働かせて、外もものハリを改善し、猫背を改善していきましょう!

それでは、エクササイズを確認しましょう。

やり方

・横向きで寝て腕で枕を創り、両膝を少し曲げておきます。(耳、肩、足の付根は一直線になるようにします)
・骨盤が床に対して垂直に立つようにし、下の脇腹にスペースを創ります。(マウスハウス)
・かかと同士はくっつけたまま支点にし、上の足の膝を開いていきます。
・呼吸でお腹を締めて、骨盤が後ろに傾いてしまったり身体はブレないようにしておきます。

目的&効果

・お尻の引き締め&強化
・外もものハリの改善
・内股の改善

・骨盤が床に対して垂直となり、両側のASISを保った状態で行うことを意識しましょう。
・膝を開くと同時に骨盤が後ろ側へ倒れやすくなるため、床と垂直をキープしましょう。

お尻の筋肉も沢山ありますので、股関節の角度を変えて行うとまんべんなく強化することが出来ます。

 

膝から頭までを一直線にした状態での「クラム」

股関節の動きが悪い場合は、先に「ロッキング」や「ヒップローテーション」などのエクササズを行うとより動きが出やすくなります。

外もものハリが気になっている方は、ぜひチャレンジしてみてくださいませ。

ABOUT ME
古城奈々絵
Reformer for Motor Learning Speciailst/猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」横浜店マネージャー/トレーナー養成専門学校卒業後、福岡の整骨院に勤務。主に学生アスリートへのけがの治療や競技復帰のためのリハビリトレーニングを行い、 高齢者の方までの体のケアを行う。2014年4月より「世界中にI am OK You are OKな人を増やしたい」という、オーナーの熱い思いに賛同し、imokに株式会社に参画。現在はReformer for Motor Learningのスペシャリストとして活動すると共に、スタジオのマネジメント、講演のアシスタント講師やメディア監修など幅広く活動。