猫背の改善方法

きゃっとばっくハンドアップ

猫背を改善するエクササイズ「きゃっとばっくハンドアップ」

今回ご紹介する猫背を改善するエクササイズは「きゃっとばっくハンドアップ」です。

このエクササイズでは、腹筋や肩周囲の筋肉を働かせて、猫背や肩の内巻きを改善していきます。
肩周りを安定させるのにとても効果的ではありますが、手首への負荷やエクササイズの負荷は強くなりますので、無理のない範囲で行いましょう。

また、片方の腕を浮かせる事で、左右への体重移動の感覚を養う事ができます。
人間はずっと立っているだけではありません。
歩行動作の時は、右への荷重、左への荷重を交互に繰り返しています。
この左右への荷重のバランスが崩れると、歩行のバランスも崩れてしまいます。

猫背を改善し、歩行の動作も良くなる事でより綺麗な姿勢を作る事ができます。

それでは、エクササイズを確認位していきましょう。

【やり方】

・肩の真下に手を付き、ももの付け根の下に膝を付きます
(足首を90度にし、つま先は床につきます)
・背中を天井に押し上げるように丸めます
・丸めた状態をキープして腕の方に体重をかけます
(指先より鼻先が少し出るぐらい)
・片方の手を床か浮かせ、体を支えます
・この姿勢のまま呼吸を2回繰り返します

【目的&効果】

・肩の位置の改善
・腹筋の強化
・肋骨の飛び出しの改善

・前方に荷重をした際に背中の丸みが崩れる
体重を腕の方にかけた時に、背中の丸みが崩れやすいです。特に胸の部分が床に落ち込みやすくなりますので、両手でしっかりと床を押して背中を丸めましょう

・肩がすくむ
両手で床を押す時に力が入り、肩がすくみやすくなります。
脇を締めるように意識しながら、肩を下げて行いましょう。

・片手を浮かせた時に体幹部の位置が崩れる
片手で体を支えるので筋力も必要です。
片手を浮かせた際に、前荷重が崩れたり、胸が開いてしまったりします。
なるべく両手で床を押して丸めた時と同じ状態をキープしましょう。

【エクササイズのポイント】

前に荷重をすると手首の曲がりが強くなるため、手首に痛みを感じる方もいます。その際は、手首の下にタオルなどを敷いて少し手首に高さをだしましょう。

また、片手をあげると姿勢が崩れたり、体重を前にかける事ができない場合は、両手で支えて前荷重の状態で呼吸をくり返すところから始めましょう。

ABOUT ME
古城奈々絵
Reformer for Motor Learning Speciailst/猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」横浜店マネージャー/トレーナー養成専門学校卒業後、福岡の整骨院に勤務。主に学生アスリートへのけがの治療や競技復帰のためのリハビリトレーニングを行い、 高齢者の方までの体のケアを行う。2014年4月より「世界中にI am OK You are OKな人を増やしたい」という、オーナーの熱い思いに賛同し、imokに株式会社に参画。現在はReformer for Motor Learningのスペシャリストとして活動すると共に、スタジオのマネジメント、講演のアシスタント講師やメディア監修など幅広く活動。