猫背と身体の仕組み

肋骨が硬いと猫背になる?肋骨チェックポイント&改善法

こんにちわ

猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」代表の小林です。

「猫背と肋骨が関係しているの?」と、驚く方も多いかと思いますが、肋骨の柔軟性と猫背や呼吸は関係性が強く。

 猫背を改善するために大切な事として、肋骨の柔軟性を高める事や肋骨を最適なポジション戻すことです。

 

 肋骨は、鳥かごのように中にある臓器を守っていますが、ただ単に臓器を守っているだけではなく、実は姿勢にも大きく関わってくるのです。

今回は、肋骨が姿勢にどのように関わっているのか、その肋骨が硬くなることによる猫背への影響についてお伝えしていきます。

肋骨の構造

  まずは肋骨の構造についてお伝えしていきます。

 肋骨は12本の骨から構成されておりまして、上の方から第1肋骨、一番下にある骨を第12肋骨と言います。

肋骨

 これら112番目までの肋骨は、前側にある胸骨(きょうこつ)という骨と後ろ側にある胸椎(きょうつい)という背骨にくっついております。

 また、胸骨側にくっついている肋骨は、肋軟骨という少し柔らかい骨になります。

 その肋軟骨から後ろ側に向かっていくに従い、肋骨という硬い骨になるのです。 

肋骨の理想的なポジションとチェック法

 骨盤の歪みという言葉は、目にしたり、耳にする機会も多いと思いますが、肋骨も位置や形状が変化し、いわゆる歪みが起こると考えられます。

 そして、この肋骨の歪みが、呼吸に影響をしたり、猫背などの不良姿勢になる原因となりますので、チェックすべき肋骨のポイントを見ていければと思います

 

 肋骨の位置を確認する際に、最もみていただきたいポイントは、第10番目の肋骨です。

 下のイラストに赤丸が付いている、10番目の肋骨の角にある部分を触れてみてください。

 その角の部分と骨盤の先端にある大きな突起(上前腸骨棘:じょうぜんちょうこつきょく)という骨が、横から見た時に垂直上に来ることが一つのポイントになります。

現代人に多く見られる猫背の方は、骨盤が肋骨よりも前方にスライドしていたり、ASISと呼ばれる骨盤のクリクリした骨よりも、第十肋骨が前方に飛び出している場合がほとんどです。

そして先述の様に、肋骨は胸椎と呼ばれる背骨にくっ付いていますので、肋骨の位置がズレたり、前に突き出す様な状態になると、背骨の弯曲も変化し、本来あるべき胸の丸みがなくなってしまいます。

 丸みがなくなってしまうということは、代わりに何処かの部分が丸みを作らなければバランスを取れなくなります。

この時に最も丸まりやすいのが、首の付け根付近です。

 そのため、肋骨が前にいくことによって、首の付け根付近が丸まり、頭が前に突き出した猫背になってしまいます。

肋骨と呼吸の関係

 最初にお伝えした、肋骨に付着し呼吸をするための筋肉は「横隔膜(おうかくまく)」という筋肉のことで、焼肉で言えば「ハラミ」の部位になります。

 呼吸をするための筋肉である横隔膜が、肋骨や腰骨に付着しており、肋骨が前方に飛び出した状態になりますと、呼吸に最も重要な横隔膜の働きが低下し、呼吸を行い辛くなってしまうのです。

横隔膜が前方に飛び出した状態というのは、このような姿勢です。

この様な姿勢やその姿勢によって引き起こされる症状を、横から見ると開いたハサミの様に見える事から、専門的には「オープンシザースシンドローム」などと呼びます

巷には様々な呼吸法が溢れていますが、呼吸法を考える前に、呼吸に最も重要な「横隔膜」が働きやすい環境を整える事。言い換えると肋骨や骨盤の位置を整えることが重要です。

 

ストレートヘッドと肋骨と肩甲骨の関係

 さらに、肋骨が歪むということは、肋骨についている肩甲骨の位置もズレるということです

 そして肩甲骨には、首につながり、頭や首を支える為に重要な筋肉がたくさんついています

 肩甲骨の位置がずれてしまうことによって、肩の位置がずれたり、動きが悪くなったりするのはもちろんですが、首の後ろ側の筋肉が伸びてしまい、頭が前に移動し、正しい位置でキープできないという状態を生みやすくなります

ストレートヘッド

 まとめると、肋骨についている肩甲骨は、肋骨の位置がそもそもずれてしまうと正しい位置ではなくなりますので、頭を支えている首の筋肉を使うことができなくなり、猫背を作ってしまうのです。

肋骨が硬くなる原因と呼吸

  肋骨が硬くなり、前方に飛び出してしまう原因は何なのでしょうか?

 そもそもの原因は、現代人の日常生活の活動量や運動量の低下に伴う、脳の機能の低下にあります。脳が機能低下を起こすことにより、身体が過剰な緊張モードとなり、背中周りの筋肉の緊張が増加し、肋骨が前に突き出す様になります

 肋骨が前に突き出すことで、呼吸に最も大切な筋肉である「横隔膜」が上手く機能しなくなり、理想的な呼吸が出来ません

 肋骨が前に突き出した姿勢というのは、息を吸った状態で固まっているのと同じになりますので、「息の吸い過ぎ」もしくは、「息を吐き切れていない」ことになります

更に深く掘り下げて考えてみると、人は「息を吸う」時に脈拍が速くなり、「息を吐く」時に脈が速くなります

これは息を吸う行為が「交感神経」という「興奮&緊張モード」にスイッチを入れ、「息を吐く」時に「副交感神経」という「リラックスモード」にスイッチを入れますので、「興奮&緊張モード」にスイッチが入ったままとなり、更に背中の筋肉の緊張が強くなって、肋骨を前に押し出すという、負の連鎖に繋がります

 

 

呼吸

 

 その為、猫背を改善するには、息をしっかりと吐いて、肋骨の位置を改善する必要があるのです

肋骨の柔軟性を高める改善エクササイズ

エクササイズを通して脳を活性化すると共に、背骨や肋骨の柔軟性を高め、根本から改善をしていくには、以下の3つのエクササイズがおススメです!

お風呂上りなどの身体が温まっている時に、3秒かけて息を吸い、5秒かけて息を吐きながら、ゆっくりと動作を行って頂けると効果的

1種目4回程度で構いませんので、ぜひ毎日行ってみて下さい

ソラシックツイスト

 

ベリーリフト

トライポッドツイスト

 

まとめ

  今回は、肋骨の硬さや肋骨の位置によって、ストレートネックや猫背になってしまう原因についてお伝えしていきました。

 興奮&緊張モードの負のスパイラルに入ってしまうと、呼吸の乱れやストレートネックに伴う、首コリ、肩こりなどの原因となりますので、日頃から定期的に体を動かして、根本から改善していきましょう!

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

小林俊夫
ABOUT ME
小林俊夫
小林俊夫
imok株式会社(アイモック)代表取締役/猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」代表。  トレーナーとして活動をしながら2008年、2009年にアメリカへピラティスの研修を受けに行き、マスタートレーナーの認定を取得。その後、2010年に医療系国家資格を取得。  現在はスタジオの経営、メディアの監修及び出演、全国での研修及び講演、ピラティスリフォーマーの製造及び販売をしながら、姿勢&機能改善、パフォーマンスアップ専門のトレーナーとして、世界中に「I am OK You are OKな人」を増やす為に活動中。