こんにちわ
トレーナーの小林俊夫です。
日頃、「足」について、お悩みを抱える方は多いのではないでしょうか?
そんな方におススメなのが、ピラティスチェアを活用したエクササイズになります
ピラティスチェアとは
ピラティスチェアとは、ピラティスに使用される器具の1つであり、名前の通り「椅子」の形をしています。
元は、ピラティスの創始者である、ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス氏が、小さなアパートに住むクライアントの為に、自宅で使用する椅子を改造し、エクササイズが行える様にしたと言われています。
椅子に座るに様に座面に座り、ペダルに足をのせて股関節を動かしたり、寝た状態でももの裏の筋肉やお尻の筋肉を刺激したり、立った状態で下半身の筋力を強化したりなど、幅広い使い方が出来ます。
足の歪みは身体の歪み
様々な使い方がある中で、特におススメなのが、「足」の矯正です。
足は片方だけで26個の骨により構成されていて、2つ合わせると52個と、全身の骨の約25パーセントが集まっています。
そして、骨が多いという事は、関節も多いということですが、この骨や関節の位置がズレてしまっている方を多く目にします。
例えば、学生の頃に体育や部活で捻挫をして、そのまま大人になった結果、足の骨の位置がズレて、本来あるべき足のアーチが失われてしまっていたり、日頃、ヒールを履く機会が多い事で外反母趾になっていたり、足首の動きの低下をもたらします
足は建物で言うと土台にあたりますので、足が本来の形から崩れる事で、その上の膝や骨盤、背骨なども歪みが生じ、全体の姿勢が歪んでしまったり、膝の痛みに繋がることが!
ピラティスチェアが効果的な理由
足の改善を考える場合、大切なポイントはどこかというと、踵の骨である「踵骨(しょうこつ)」と呼ばれる骨と、その上にのっている「距骨(きょこつ)」という骨。
この2つの骨が構成する関節を「距骨下関節(きょこつかかんせつ)」と言いますが、この関節の位置がズレると、足のアーチが潰れたり、膝や股関節にも大きな影響を与えます。
その為、この距骨下関節の位置を改善する事が、足の矯正において重要なポイントになりますが、ピラティスチェアは、こうした関節の矯正に効果的。
それでは、なぜ効果的なのか?というと以下の3つが主なポイントです
- ペダルの角度を利用して、物理的に踵の骨を位置を矯正出来る
- 足のアーチを保つ上で重要な筋肉である「後脛骨筋(こうけいこつきん)」と「腓骨筋(ひこつきん)」や「足部内在筋(そくぶないざいきん)」と呼ばれる筋肉群の活性化に効果的
- 足の裏のセンサーを活性化することで、自分が現在どうなっているのか?を脳が理解しやすくなる
キレイな足を創る矯正エクササイズ
こちらの「レッグパンプス」というエクササイズは、膝を曲げた状態で、つま先立ちの様な状態になり、脚を動かしているだけに見えますが、じつはこれによって「後脛骨筋」や「腓骨筋」の活性化に効果的です
この2つの筋肉が活性化をすることで、「クロスサポートメカニズム」と言って、足のアーチを引き上げる効果が高まります
更には、こうして立って行う事で、軸足の「足部内在筋」が活性化をされ、更に足のアーチを引き上げ、足本来の形を取り戻してくれます
その為、ピラティスチェアを使ったレッスンが終わった後は、むくみの解消もあわさり、靴がブカブカに感じる方も多くいらっしゃいます
座ったり、掴まったりしながら出来る為、誰でも安全に行いやすいのも魅力です!
「きゃっとばっく」には、各店舗に設置されていますので、足元から姿勢を矯正したい方は、ぜひお待ちしております
小林俊夫