こんにちは。
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」の中北です。
本日は「猫背と扁平足」についてお話いたします。
扁平足とは、足の内側と外側のアーチが低下している足、いわゆる土踏まずが潰れた足のことです。
実は扁平足と猫背姿勢には深い関わりがあります。
まずは、なぜ土踏まずが潰れて扁平足になってしまうのか?という部分から確認していきましょう。
Contents
足にある3つのアーチ
扁平足と切っても切れないのが、足のアーチについてです。
足には3つのアーチがあります。
「内側縦アーチ」「外側縦アーチ」「横アーチ」です。
これらの「足のアーチ」があることで、ヒトは直立二足歩行ができます。
以外かもしれませんが、ヒトは動物で最も遠くまで移動することができます。つまり、省エネで移動することが出来るということです。
この省エネ移動を実現している要因が直立二足歩行であり、直立二足歩行を実現している要因の一つが足のアーチの存在ということになります。
仮に、四つ這い(ハイハイ)で30分移動しろと言われたら相当疲れそうですよね(笑)
ちなみに、歴史の授業でお馴染みのアウストラロピテクスにも足のアーチが存在していたと言われています。そのおかげで遠くまで移動して食を確保することができ、生存にも役立ったとされています。
足のアーチはヒトにとっては非常に大切ですね。
扁平足の原因と予防
前述の3つのアーチの中で「内側縦アーチ」と「外側縦アーチ」が低下した足を扁平足と呼びます。
内側縦アーチに限らず、足のアーチは主に骨・靱帯・筋肉によって構成されており、体重を支えています。骨の配列がズレないように靱帯と筋肉が支えているような構造ですね。
内側縦アーチを構成している靱帯・筋肉が体重を支えられなくなって骨の配列が崩れてしまうと、足の内側のアーチが低下して扁平足になってしまいます。
それでは、なぜ靱帯や筋肉が体重を支えられなくなるのかというと、以下のような原因が考えられます。
・運動不足や加齢に伴って筋力が低下する
・不良姿勢によって足の負担が大きくなる
・肥満によって足の負担が大きくなる
・足に合わない靴を履き続けることで足の負担が大きくなる
などです。
要するに、「筋力が低下するか」「足の負担が大き過ぎるか」のどちらか、もしくはその両方が合わさることで足の靱帯や筋肉は体重を支えられなくなります。
運動習慣に関しては、厚生労働省が「歩行又はそれと同等以上の強度の身体活動を毎日60分行う」という個人の健康づくりのための身体活動基準を提唱しています。
また、足にタコやマメができている方は靴が足に合っていない可能性が考えられますので、靴屋さんなどでちゃんと見てもらうことをお奨めします。
最後に、扁平足かどうかの評価方法をご紹介します。
「立った状態で土踏まずにペンが入る隙間があるか」
を確認してみてください。隙間があればOKです。
猫背姿勢と扁平足
ここまで扁平足についてお話してきました。
最後に猫背姿勢と扁平足の関係についてお話していきます。
よく、「カラダは全てつながっています」なんて言ったりしますが、まさにその通りで、猫背姿勢になると足のアーチも崩れやすくなります。
例えば、一般的に多い猫背姿勢では、骨盤が前に出て上半身が後ろに反り、頭が前に出ている状態になります。
通常、足の裏には「つま先側」と「カカト側」で半分ずつ体重が乗ります。
しかし、骨盤が前に出ることで、足の裏にかかる重心の位置がつま先側に多くなってしまいます。
そうすると、足の内側のアーチが低下しやすくなるため、扁平足へとつながっていきます。
扁平足の予防や改善のためには、猫背姿勢の改善がとても大切になりますね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」
中北貴之