こんにちは!
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」です!
関節の硬さは個人差があり、前屈で床まで手が届かない人から、手のひらまでベッタリと床までつくような人まで様々です。
「関節は柔らかければ柔らかい方がいいんでしょ?」
と思われがちですが、これはよくある間違いなんです!
体操選手やバレリーナのように競技上、関節の柔らかさが必要な場合は柔らかい方が良いと思いますが、良い姿勢を保つためには関節が柔らかすぎるのは良くありません。
今回は、「関節が緩いと姿勢が崩れる!?」をテーマに、関節の緩さのチェック方法などもご紹介します。
関節が緩いってどういう状態?
関節とは、骨と骨が繋がっている部分のことで、ヒトの体には260個以上の関節があります。そして、関節の周りを筋肉や靭帯などが覆って、関節が本来の可動域以上に動かないようにブレーキをかけて安定させています。
※少し専門的な情報になりますが、関節内のセンサーや脳も関節を安定させる役割を担っています。
関節が緩い状態とは、靭帯の安定性が失われて、関節が過度に動きすぎることを言います。関節が緩んでしまっているため「関節弛緩性」などと呼ばれたりします。
筋肉が働かなくなり、関節の安定性が低下している場合は、その筋肉を働かせてあげれば再び安定性を向上させることは可能です。
しかし、靭帯は一度緩んでしまうと元に戻ることはないため、靭帯が伸びてしまって関節の安定性が失われている方は、筋肉を使って安定性を高めていくことが重要になります。
関節が緩いと姿勢が崩れやすい
前述で触れましたが、ヒトの関節は大きく「靭帯」「筋肉」「脳や関節内のセンサー」の3つのシステムが働くことで安定性を保っています。
関節弛緩性の場合は、この靭帯のシステムが破綻して、他の2つに過剰な負担がかかってしまうのですね。
関節が安定しないと、姿勢も崩れてしまうというわけです。
そのため、関節が硬い人だけではなく、柔らかすぎる人も猫背など姿勢の崩れには注意が必要なんですね。
関節が柔らかすぎるかどうかわからない方は、簡易的なチェック方法を紹介するので、ぜひ確認してみてください。
関節弛緩性のチェック
それでは、自宅で1人でも簡単にできる関節弛緩性のチェックを2つご紹介します。
チェック①前屈
- 立位で脚を閉じましょう
- 前屈をして、手で床を触りにいきます
※写真のように、指先で床を触れるくらいが理想的な柔軟性です。
手のひらまでベタッと床に触れられると、関節が柔らかすぎる状態です。
チェック②肩の関節弛緩性
- 背中に腕を回して、指を組みます
- 左右を入れ替えて行います
- 上側の肩の柔らかさのチェックになります
※左右の指先同士が触れる程度が理想的な柔軟性です。
左右の指先が深く握れるようだと、関節が柔らかすぎる状態です。
これらのチェックは、簡易的なチェックになりますが、当てはまった場合は関節弛緩性の疑いアリです。
繰り返しにはなりますが、靭帯が伸びてしまっている場合は元には戻らないため、筋肉や関節内のセンサーによる安定性を高めることが重要になります。
最後に、関節弛緩性がある方にオススメのエクササイズをご紹介します。
関節が緩い方にオススメのエクササイズ
関節周囲の筋活動や関節内のセンサーを高めて、関節を安定させるのにオススメのエクササイズを紹介します。
『アームサークルズ』
こちらはマシンピラティス種目の「アームサークルズ」というエクササイズです。
ピラティスリフォーマーという、ピラティスマシンを活用した種目になります。
ロープを手で掴んで、グルグルと円を描くように肩を動かします。
ロープにかかる張力が肩にかかることで、自然と肩周りのインナーマッスルを刺激することができ、関節の安定性向上に繋がります。
また、肩を回す円運動は、関節内のセンサーを活性化させるのに効果的と言われています。ですので、このエクササイズは関節の安定に必要な、筋肉と関節内のセンサーの活性化の両方を行える、一石二鳥の種目なんですね!
東京・横浜で姿勢を改善するなら
今回の記事はいかがでしたか?
関節は柔らかい方が良いと思って、過剰にストレッチをしていると、知らず知らずのうちに靭帯を伸ばしてしまって、姿勢を崩れやすくしてしまっているかもしれません。
「きゃっとばっく」のトライアルレッスンでは、全身の関節弛緩性をチェックし、一人一人のお身体の状態に合ったプランをご提案させていただいています。
関節弛緩性は、姿勢が崩れやすくなるだけではなく、関節を必要以上に動かしてしまい、怪我をする恐れもありますので、気になる方や自分ではどうしたらいいかわからない方は、ぜひ一度トライアルレッスンへお申し込みください。
【トライアルレッスンの流れ】
①カウンセリング
②分析器やソフトを使用しての姿勢分析
③体のチェック(25種類の機能評価)
④猫背改善の3ステップをご提案
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」
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