栄養と食生活

めまいの原因と分類、改善方法について

こんにちは。

理学療法士の中北です。

本日は「姿勢とめまいの関係」についてお話いたします。

めまいとは?

めまいは65歳以上の30%が経験し、85歳以上の50%が経験すると言われているように、加齢とともに発症しやすい疾患と言えますが、20~30代の比較的若い世代にも起こります。

めまいは”平衡を維持する機能”が低下することで生じますので、その原因は多岐に渡ります。そもそも、ヒトには平衡を維持するために以下の3つの機構が備わっています。

①情報を感知するセンサー

②現状を認識する中枢神経系(脳や脊髄)

③命令を実行する筋肉など

これらの機構が協調して働くことで、立ったり、歩いたり、物を取ったりしても平衡を維持することができますので、①~③のどれかが上手く機能しなくなると”めまい”が起こります。

例えば、歩いてる時は常に頭が動いていますが、看板の文字などを読みながらでもふらつくことなく歩けますよね?これは頭の位置の変化を感知して眼球が補正するように働くことで可能となります。

つまり、”①情報を感知するセンサー”が頭の位置の変化を感知し、”②現状を認識する中枢神経系”が①から受け取った情報を処理し、”③筋肉”が②からの命令を受け取って運動を実行した結果、歩きながらでもスムーズに看板の文字が読めたということです。

このように様々な機構が平衡を維持するために働いており、めまいは以下のように分類されます。

めまいの分類

①末梢性めまい(良性突発性頭位めまい症、前庭神経炎、メニエール病、突発性難聴など)

②頚性めまい(頚部由来のめまいで、骨・筋・靱帯・動脈などが関与)

③中枢性めまい(脳梗塞や脳腫瘍などの中枢神経系の疾患)

④心因性めまい(精神疾患由来)

⑤持続性知覚性姿勢誘発めまい(何らかの急性めまい疾患に続発する慢性的なめまい)

※このようにめまいの原因には重篤な疾患の可能性も含まれますので、医療機関を受診しましょう。

これらのめまいの中で、約60%が末梢性めまい、約10%が中枢性めまい、約30%がその他のめまいという割合になります。

前述の通り、めまいは平衡を維持する機能が低下することで起こりますので、低下している機能を高めることが改善につながります。そして、平衡を維持する機能というのは姿勢とも深い関わりがあります。

猫背の矯正エクササイズがめまいの改善にも繋がる?

そもそも、姿勢維持というのも前述の①~③の機構が働きますので、猫背姿勢を矯正するエクササイズというのは、めまいを改善するエクササイズにもなり得ます。

姿勢をコントロールしている司令塔は「②現状を認識する中枢神経系」であり、そこに情報を提供するのが「①情報を感知するセンサー」であり、姿勢を維持するために働くのが「③命令を実行する筋肉など」ということになります。

平衡を維持する機能とそっくりですね!

その為、猫背を矯正するエクササイズは、めまいの改善にもつながると考えられます。

具体的にみていきましょう。めまいの直接的な原因になりやすい”三半規管”や”耳石器”といった部分は、頭がどこを向いているのか?移動しているのか?といった情報を感知するセンサーです。猫背矯正のためのエクササイズの一つに、↓のようなエクササイズがあります。

頭の向きがグルグルと動いていますね!体幹部のインナーマッスルを活性化したり、背骨の柔軟性を高めたりする効果のあるエクササイズですが、三半規管のトレーニングとしても有効です。

普段から様々な動きをすることで、自然と①~③の機能は維持・向上することが可能です。反対に、運動機会がほとんど無くなって一日中座って作業をすることが日常になっていると、これらの機能は低下することが予測されますので、適度な運動を習慣にできると良いですね!

猫背姿勢を矯正して、めまいの改善にもつなげていきましょう♪

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」

中北貴之

ABOUT ME
中北貴之
中北貴之
理学療法士/imok Technical Director/大手フィットネスクラブにて活動後、痛みを抱えているお客様をサポート出来る様になりたいと、理学療法士の学校へ進学。卒業後は理学療法士として整形外科クリニックへ勤務。理学療法士として活動をしながら、トレーニングやコンディショニングの学びを続け、2018年4月よりimok株式会社へ参画。治療からコンディショニング、パフォーマンスアップまでを行えるコンディショニングコーチとして幅広く活動中。