こんにちわ
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」代表の小林です
昨日は、貴重なご縁を頂き、某広報誌の取材と撮影がありました
メディア取材の際に、身体について色々とお話をさせて頂くと、驚かれることが多くあり、特に猫背や猫背矯正に関しては、誤解をされている事が多い為、本日は猫背に関する3つの誤解についてお話させて頂きます
猫背&猫背矯正に多く見られる誤解
猫背や猫背矯正に関して見られる誤解で多いものとしては、以下の3つが挙げられます
- 猫背は背骨が丸まっている
- 猫背は背中の筋肉を鍛えると矯正する
- 日頃から常に胸を張る意識が大切
これらの情報は様々なメディアで目にする事もあるかもしれませんが、じつはどれも誤解です
理由について1つずつ見ていきましょう
猫背は背骨が丸まっている
先ず背骨の丸みについてですが、背骨はいくつもの骨が積み重なる様に出来ており、猫背の方は、たしかに過剰に丸まっている部分もあるのですが、多くの方がイメージしているものと、実際に丸まっている位置が異なります
簡単に説明をすると、現代人に多く見られる猫背は首の付け根の部分が過剰に丸まり、それ以外の部分は反りが強くなっています
詳しくはコチラをご覧ください
背筋を鍛えると猫背が矯正される
こちらは、「猫背は背中が丸まっている」という考え方からきていると思いますが、先述の様に前提となる考え方が異なりますので、単純に背筋などの筋肉を強化しても、姿勢が良くなりません
姿勢はどこでコントロールされているのか?ということを考えると、筋肉によってコントロールをされている訳ではなく、脳をはじめとする神経系の働きによってコントロールされています
その為、日頃から猫背になっている方というのは、背筋が弱いから猫背になっている訳ではなく、運動不足やデスクワークなど、日常生活の様々な要因が重なった結果、姿勢をコントロールする脳が、その姿勢を選択しています
その為、背筋を鍛えただけでは、猫背は矯正されませんので、日頃のライフスタイルから見直していく事が大切です
しかし、そうした姿勢をコントロールしている脳を刺激し、キレイな姿勢を創る為に、運動やエクササイズを行う事は効果的です
その際は、背筋を鍛えたり、身体を反らす様なエクササイズだけを行うのではなく、身体を丸めるエクササイズであったり、背筋のストレッチなどを行う事もポイントです
日頃から常に胸を張る意識が大切
これもよく耳にする誤解ですが、常に胸を張る意識を持つ事は、かえってマイナスに働きます
そもそも「日頃の姿勢」というのは、無意識にコントロールされるものであり、意識的にコントロールするものではありません
そして、僕らが考えたり、意識をして行動をする際の脳の部位と、日頃、無意識に姿勢をコントロールしている脳の部位は異なります
椅子の高さによっても異なりますが、通常の椅子に座ってデスクワークをしている時、人の身体の構造の問題で、骨盤は後ろに傾き、それに連動する様に背中が丸くなろうとするのが自然です
丸くなろうとしているのに、無理に胸を張ろうとすると、それこそ腰や背中の筋肉が過剰に頑張らなければいけなくなりますので、背中がバキバキに張ってきます
その為、無理に胸を張ろうとするのではなく、1時間に1回は椅子から立ち上がって、身体や姿勢をリセットすることがポイント
詳しくはコチラをご覧ください
また、立っている時の姿勢についても、何かしらの理由があって、脳はその姿勢を選択していますので、無理やり胸を張るのではなく、なぜそうした姿勢になっているのかを考えて、根本となる原因にアプローチをし、自然とキレイな姿勢をとれる様にしていくことが大切です
これらは、よく目や耳にする猫背&猫背矯正に関する誤解になりますので、お気を付けくださいませ