こんにちは。
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」です。
知らなくても人生困らないけど、知っているとちょっとお得なカラダの雑学シリーズ第2弾は、『アウターマッスルとインナーマッスルの違い』についてです。
この2つの違いを知っておくと、エクササイズを選ぶ時の参考になるので、ぜひ最後までご覧ください♪
アウターマッスルとインナーマッスルの違い
最近では、運動に関する情報がTVや雑誌などでも頻繁に取り上げられているため、「インナーマッスル」や「アウターマッスル」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
どちらも我々の体を動かしている筋肉のことですが、アウターマッスルは表層にある筋肉、インナーマッスルは深層にある筋肉を指すことが多いです。
筋肉の表面には皮膚があり、奥には骨があります。
そして、筋肉は皮膚と骨の間に何層にも分かれて存在しており、より骨に近い深層部分にあるのがインナーマッスル。
インナーマッスルは関節の近くにあり、発揮する力は小さいのですが「関節を安定させる」ことに向いています。
一方のアウターマッスルは大きな力を発揮することに向いているので、「関節を動かす」作用が得意。
関節を安定させる?
関節を動かす?
何か違うの?
と疑問に思ったかもしれませんが、実は大きく意味が異なります。
インナーマッスルが働かないで、アウターマッスルの大きな力だけで関節を動かしてしまうと、雑な動きとなって上手く力が発揮できません。
一方で、インナーマッスルだけだと大きな力が発揮できないため、重いものを動かしたり、素早く動くことができません。
我々の日常生活は、インナーマッスルが関節を安定させたうえでアウターマッスルが力を発揮して関節を動かす、といった具合にお互いが協調して働くことで成り立っているということです!
痛みはインナーマッスルの活動を低下させる
上図のように、日常生活レベルの活動では、インナーマッスルが優位に働いているのが正常で、運動強度が上がったり素早く動いたりする時などはアウターマッスルが優位に活動するように切り替わります。
ところが、痛みが生じるとその周囲のインナーマッスルは活動量を低下させて、痛みが発生している部位に刺激を与えないようにします。
通常では痛みが治癒すると、前述のようなインナーマッスルとアウターマッスルの活動比率に戻るのですが、慢性痛になるとインナーマッスルの活動が低下したままに。
そうすると、普段はそんなに働かなくて良かったアウターマッスルが、インナーマッスルの分まで頑張り続けることになるのですが、実はアウターマッスルは持久力がありません。
それもそのはず、普段はそんなに働き続けなくていいわけですから。
それなのに、急にたくさん働いてといわれても・・・。
といった感じで、疲労が蓄積されて”コリ”となってしまったり、そもそもインナーマッスルが働いていないので関節は不安定でちょっとした動きで痛みを感じたり、という事態に発展していきます。
このような状況になると、
運動して治さなくては!
と思う方も多いかと思います。
運動自体は痛みの改善のために超重要なのですが、大事なのはインナーマッスルとアウターマッスルのどちらに刺激を入れるかです。
前述のように、痛みがある状態ではインナーマッスルの活動量が低下していますので、当然インナーマッスルに対してアプローチしたいですよね。
強度が高い運動では、ますますアウターマッスルの活動を優位にしていきますので、強度の低い運動を選択することが大切です。
腹筋を例に考えてみましょう。
A:プランク
B:きゃっとばっく
上記2つのエクササイズで考えると、Aのプランクは強度が高い腹筋ですのでアウターマッスルを、Bのきゃっとばっくは強度が低くインナーマッスルの刺激に効果的です。
Aのプランクも、目的によってはとても良いエクササイズですが、痛みの改善には不向きということですね。
目的によってエクササイズを使い分けることが効果を出すためのポイントですので、アウターマッスルとインナーマッスルの違いを踏まえ、選択していきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」