こんにちは。
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」神楽坂店マネジャーの檜森です。
前回は食生活から猫背改善を考える第1弾として、糖質の摂りすぎは気を付けよう、という内容をご紹介致しました。
さて、今回は「アルコール」という観点から、猫背改善を考えていきたいと思います。
結論から申し上げますと
お酒を多量に飲んでいる方は、猫背改善をしたいのであれば控える!
こちらが鉄則です!
猫背とアルコール?と思われる方も多いかと思いますので、解説を入れながらご説明していきます。
冒頭では、アルコールを習慣にしている場合や、大量のアルコールを摂取しがちな方は、摂取を控えることが猫背の改善に繋がるとお伝えしました。綺麗な姿勢や動きやすい身体を作る上で、土台となるのは
「脳が正しく機能している」こちらが非常に重要になります。
※脳に何らかの異常があるわけではなく、機能が低下しているかどうかというお話になりますので、恐怖せずにご覧くださいませ。
姿勢制御のボスは「脳幹」
通常私たち人間は、その場面や現状に最適な姿勢を無意識の判断で行っています。
極端な例ですが、サーフィンをするとして、おそらく皆がバランスが取れるように、無意識に腰を落とすと思います。つまり、その無意識の判断や指令を行っているのが「脳」になります。
その脳の中でも姿勢制御のボスであるのが「脳幹」や「小脳」と言われる部分になります。この脳幹は、大脳と呼ばれる意識的な運動や言語などの指令を中継する働きがあり、筋肉の緊張度合いを調整してくれる非常に重要な部位であると同時に、生命を維持する上で欠かせない、呼吸のコントロールセンサーの役割も担います。
アルコールが持つ姿勢へのデメリット
アルコールは摂取すると、血液に溶け込み全身を巡ります。その血液が脳へ到達すると、本来脳が持つ機能が低下してしまいます。
先ほども述べたように、姿勢は筋肉や骨が勝手に頑張っているわけではなく、脳がそのシーンにおいて最適な姿勢を作るため、その脳が機能低下した状態では、姿勢は綺麗にとれなくなります。
わかりやすい例で例えると、アルコール検査で白線を歩くテストですね!
また、アルコール量が増え、頻度が増えるのが常習すると、血圧の上昇が起きたり、脳が興奮状態に陥ることでの体の過緊張が生まれます。
最適なS字カーブか崩れると、呼吸も正しく行われないため、立った状態だけでなく、座った状態や、睡眠時の正しい姿勢も作れなくなります。
お酒を飲む量、頻度から考える
私たちが運営する「猫背改善専門スタジオ『きゃっとばっく』」では、お客様の猫背を改善するにあたり、飲酒の習慣があるかどうかを確認しております。それは、量や頻度などでも猫背になりやすいかどうか、改善しやすいかどうかが決まるからです。
アルコール分解にかかる時間を式に表したものがこちらになります。
[(飲酒量ml×アルコール度数%÷100)×0.8]÷[体重kg×0.1]
例)500mlの缶チューハイ2本を飲んだ体重50kgの方の場合
[(1000ml×5%÷100)×0.8]÷[50kg×0.1]
=8時間
となります。
これが毎日続いている方の場合、8時間×7日となり、身体は週56時間をアルコール分解にエネルギーを傾けることになります。日々仕事をしながら、夜はアルコールを摂取し、睡眠時はアルコールが残った状態ですと過緊張状態がさらに続きますよね。
猫背の改善はライフスタイルを見直すことも、非常に重要な改善アプローチなのです。
まとめ
いかがでしたか?
私たちが運営する、猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」は、カウンセリングを行う際飲酒量を確認したりします。前述したように、アルコールを多量に、頻度多く摂取する習慣は、姿勢にも悪影響です。
頻度や飲む量が人より多く、身体の硬さを感じるなど、心当たりのある方はぜひ気をつけるようにしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
- 猫背を改善したいのであれば、お酒はほどほどに!
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」
檜森雄太