身体の仕組み

足のケアのポイント

こんにちは。
猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」の中北です。

足のむくみや冷え症の改善、美容のために普段から足のケアを行っているという方も多くいらっしゃるかと思います。

そこで、今回は足のケアのポイントについてのお話です。

足には触れない方が良い場所がある!

最初から衝撃的な見出しですが、足には触れない方が良いとされる場所があります。

それは、主要な神経の通り道です!

なぜかというと、神経を強く押すことで痛みを誘発することはもちろん、場合によっては神経を傷つけてしまう可能性もあるからです。

足では「足首の前側中央」「足裏のつま先に近い部分」など、少し上にいくと「ふくらはぎの中央」「膝の裏」などには太い神経が通っていたり、たくさんの神経が集まっていたりしますので、これらの場所を強く押すことで痺れや脱力感の原因になることもあります。

足の裏
足首の前側
ふくらはぎと膝の裏

分かりやすいのが長時間の正座後の痺れですね。

長時間正座をしていることで、神経や血管が圧迫されて細胞に酸素が届けられなくなり、痺れや脱力感につながります。

他にも泥酔して腕枕で寝てしまい、数時間後に起きたら腕が痺れて・・・なんてこと、皆さんもご経験ありませんか?(笑)

ちなみに、私の知人は翌日も痺れが治らずに、整形外科を受診してしばらくは薬で治療を続けていました。

話を戻しますと、神経を圧迫することは痛みを誘発しますし、場合によっては神経を傷つけてしまうこともあります。

また、過剰な痛み刺激というのは筋肉を硬くして血流を低下させますので、せっかく足をケアしてほぐしているのに、反対に筋肉が硬くなって血流が悪くなってしまった、なんてことにならないように注意しましょう!

簡単にできる足先の冷え改善マッサージ

それでは、誰でも簡単に行える、足先の冷え改善に効果的なマッサージ方法をご紹介いたします。

①左足の中央部分やや前方の内側と外側を右手で持つ

②左足の内側と外側を、右手で優しく圧迫する

③3秒圧迫したら、ゆっくりと圧を弛める

④10~20回繰り返しましょう

じわ~と足先まで血がめぐり、温まる感じがしませんか?

このように、足の中央やや前方を内外から優しく圧迫することで、足の横アーチが持ち上がって足の裏にたわみが出来て、血液の流れが良くなります。

足の裏は寝ている時以外は地面と接しているため、足の裏の組織は血流が悪くなりやすい場所ですので、毎日のケアで足先の血流を良くしていきましょう♪

足のアーチをつくるエクササイズ&ストレッチ

立っている時や歩いている時に、常に体重を支えてくれている足は、ほぐすだけではなく安定させるケアも大切です。

そこでポイントになるのが「足のアーチ」をつくること。

足のアーチが低下してしまうと、扁平足や外反母趾などにつながり、足の痛みや冷えなどが生じやすくなります。

ということで、簡単にできる足のアーチをつくるエクササイズを行っていきましょう!

①親指と他の4指でチョキをする

☆ポイント☆
・足首は動かないようにしましょう
・指を伸ばしたまま行いましょう
・10~20回繰り返してください

②親指と小指は床につけた状態で、他の3指を浮かせる

☆ポイント☆
・指を伸ばしたまま行いましょう
・10~20回繰り返してください
・最初は難しいかと思いますので、手で親指と小指を押さえて行ってもOKです!

本日は、足のケアのポイントについてご紹介致しました。
日々のケアで、健康で楽しい毎日を過ごしましょう♪

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」
中北貴之

ABOUT ME
中北貴之
理学療法士/imok Technical Director/大手フィットネスクラブにて活動後、痛みを抱えているお客様をサポート出来る様になりたいと、理学療法士の学校へ進学。卒業後は理学療法士として整形外科クリニックへ勤務。理学療法士として活動をしながら、トレーニングやコンディショニングの学びを続け、2018年4月よりimok株式会社へ参画。治療からコンディショニング、パフォーマンスアップまでを行えるコンディショニングコーチとして幅広く活動中。