栄養と食生活

何とかしたい辛い冷えの改善方法は?

冬はくつ下を重ね履きしても、足先が冷えて辛いどころか痛いくらい。ベッドに入ってもなかなか寝付けずに、睡眠の質まで低下。夏はエアコンの風で身体はもちろん、指先まで冷え、テレビや雑誌で紹介されている方法などを色々と試してはみるも、なかなか改善せず。

そんな冷え性で悩む人は多くいますが、何が原因なのでしょうか?

冷え症の原因

冷え症の原因としては、大きく”血行不良”と”熱を生み出す能力が低いこと”が考えられます

 血行不良の原因としては自律神経の乱れ・運動不足・食生活の乱れ・喫煙などが挙げられます。熱産生能力が低いということに関しては、もともとの筋肉量が少ない事や、運動不足、栄養不足などが主な原因となります

冷え症の原因

①血行不良

・自律神経の乱れ

・運動不足

・食生活の乱れ

・喫煙など

②熱産生能力が低い

・筋肉量が少ない

・栄養不足

・運動不足

 

現代人に多く見られる冷え症の原因としては、”自律神経”の乱れと運動不足&栄養不足が考えられます。

自律神経とは

ヒトの体は交感神経副交感神経という自律神経によって、自動的にコントロールされています。自律神経は我々が生きていくうえで必要な様々なことに影響を及ぼし、心拍数や血圧・胃液の分泌をはじめとした内臓の働きなどに関わっています

交感神経は簡単に言うと「闘争・逃走モード」になるため、興奮状態になり、副交感神経は「摂食・生殖モード」になるため、リラックス状態になります

どちらのモードが良いとか悪いとかではなく、それぞれのon-offのバランスが大切で、活動的なモードになる時には交感神経が優位となる必要があり、リラックスモードになる時には副交感神経が優位になる必要があります。

冷え症と自律神経の関係

それでは、冷え症と自律神経の関係について確認していきましょう。

前述の通り、冷え症の原因に血行不良があり、血行不良の原因の一つに自律神経の乱れがあります。自律神経の中でも交感神経が優位になると末梢の血管が収縮しやすくなります。そのため、手足への血流が悪くなることで冷え症の一因になると考えられます。

 心理的、身体的なストレスや栄養不足、睡眠不足、呼吸の乱れなどをはじめ、私達の身体をコントロールする脳や神経が、現在の身体の状態や周りの環境を無意識に「危険」だと判断すると、交感神経が優位になります

その為、睡眠不足が続いていたり、栄養不足が続いていたり、口呼吸になり、酸素を上手く取り入れることが出来なかったりすると、交感神経が優位な状態が続き、末梢の血管が収縮し、冷えに繋がる事が考えられます

その為、ぬるめのお風呂にリラックスしながらゆっくりと浸かることは、お風呂によって物理的に身体が温められるだけではなく、副交感神経を優位にし、血流を促すにも最適です

更には、硫酸マグネシウムの入浴剤を用いることで、皮膚に被膜ができ、お風呂上りに熱を保持する効果も高まりますので、ぜひお試しください